システムの設定・運用時には、さまざまなメッセージが syslog ファイルに出力されます。
syslog ファイルに出力されるメッセージの区分と、本書の参照先は以下のようになります。
ここでは、メッセージが上記のどの形式に該当するかを見分ける方法を説明します。以下の手順に従って、調べたいメッセージがどれに該当するかを判断し、参照先を決定してください。
FJSVcluster/LOG3/ その他 の見分け方
メッセージの中に "FJSVcluster" 、または "LOG3" という文字列があるかどうかで、メッセージの形式を見分けます。
"FJSVcluster" という文字列がある(図中の (1))
"LOG3" という文字列がある(図中の (2))
"FJSVcluster" も "LOG3" もない(図中の (3))
それぞれの形式の説明を参照してください。
参考
メッセージヘッダ部分の見方
メッセージのヘッダ部分には、以下の情報が出力されます。
ファシリティには以下の種類があります。
kern :カーネルから出力されたメッセージを示します。
daemon :デーモンから出力されたメッセージを示します。
user :ユーザプロセスから出力されたメッセージを示します。
重要度には以下の種類があります。
emerg :システムの異常終了
alert :重大エラー(緊急対処必要)
crit :重大エラー(早期対処必要)
error :エラー(対処必要)
warning :警告
notice :注意
info :情報
debug :デバッグ