PRIMECLUSTER システムに障害が発生した場合は、調査に必要な以下の情報を、クラスタを構成するすべてのノード、およびクラスタ管理サーバから採取します。それからカスタマサポート担当者に連絡してください。
PRIMECLUSTER の調査情報
PRIMECLUSTERのエラー調査に必要な情報
fjsnap (4.2A00以前はpclsnap) またはFJQSS (4.3A40以降) を使用して採取します。
OSの調査情報も一括して採取したい場合は、fjsnapを使用します。
資料採取のための容量が不足している場合、fjsnapがない (富士通Linuxサポートパッケージ (FJ-LSP) をインストールしていない) 場合、または、FJQSS対応している他のミドルウェア製品と同時に資料採取したい場合は、FJQSSを使用します。
システムの調査情報
クライアントの Java コンソールまたは Java 実行ログ
"PRIMECLUSTER Web-Based Admin View 操作手引書" の "Java コンソール" または "Java 実行ログ"を参照してください。
クライアントの画面のハードコピー
"PRIMECLUSTER Web-Based Admin View 操作手引書" の "画面のハードコピー" を参照してください。
アプリケーションに障害が発生している場合は、アプリケーションの調査用資料
クラッシュダンプ
障害が発生したノードでクラッシュダンプの採取が可能な場合、ノード再起動を行う前に手動でクラッシュダンプを採取してください。OS に依存する障害の場合、クラッシュダンプが有用となります。
クラスタアプリケーションの切替えが完了した後、リソース故障が発生したノードでクラッシュダンプを採取します。
PRIMECLUSTER あるいは 他ソフトウェアがシステムパニックを発生させることでクラッシュダンプが採取される場合もあります。この場合も、クラッシュダンプを採取してください。
クラッシュダンプの詳細については、"7.2.3 クラッシュダンプ" を参照してください。
障害が再現可能な場合には、障害再現手順マニュアル
参考
障害情報をカスタマサポート担当者に報告する際は、エラー調査に必要な情報を正確に採取する必要があります。採取した情報は、問題の確認および障害再現の実行のために使用されます。よって、情報が正確でないと、問題の再現および診断に時間がかかってしまうか、それらが不可能となる場合があります。
調査用資料は PRIMECLUSTER システムのすべてのノードから速やかに採取してください。特に、fjsnap (4.2A00以前はpclsnap) または FJQSS (4.3A40以降) が採取する情報は、障害の発生後に時間が長く経過すると、必要な情報が失われてしまうことがあるので注意してください。
参照
調査情報の採取手順については、"Linuxユーザーズマニュアル" を参照してください。
Xen環境で仮想マシン機能を使用している場合は、"PRIMEQUEST (1000 シリーズ)RHEL5-Xen 仮想マシン機能ユーザーズマニュアル(SupportDesk サービスご契約者様向け)"を参照してください。