Symfoware Active DB GuardV12.6.0 運用ガイド

5.11.1 RERUNログ抽出環境の初期化の異常

rdbbcinit コマンド を実行中に、RERUNログ抽出環境の初期化に異常を検出したときのリカバリ手順を以下に示します。

操作の手順

複写先システム

1. RLP環境の初期化コマンド失敗を確認します。RLP環境の初期化コマンド失敗を通知するメッセージと同時に出力されるメッセージから、RERUNログ抽出環境初期化時のメディア障害を確認します。

   rdb: ERROR: qdg20625u:RERUNログ抽出環境の初期化に失敗しました 詳細コード=1

   rdb: ERROR: qdg20211u:rdbbcinitが異常終了しました 復帰コード -1

2. rdbbcrlpコマンドを実行して、RLPの状態を確認します。

   $ rdbbcrlp -V -O -p RLP名

   終了オフラインでない場合は、rdbbcoffline コマンドを実行して、RLPを終了オフラインにします。

   $ rdbbcoffline -p RLP 名 -m term

3. RERUNログ抽出環境を格納していたディスクの交換など、ハードウェア製品のリカバリを行います。

4. rdbbcinit コマンドのhオプションを再実行します。

   $ rdbbcinit -p RLP名 -h

注意

• RLMまたはRLCが格納されているディスクを交換する場合は、RLPを再作成する必要があります。

• RERUNログ引継ぎファイルのファイル種別が“ファイル”の場合は、rdbbcinit コマンド実行後、手動で RERUNログ引継ぎファイルを作成してください。