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Symfoware Active DB GuardV12.6.0 運用ガイド
FUJITSU Software

5.1.1 複写元システムで異常が発生した場合

操作の手順

複写元システム

  1. RDBREPORTから、BCログ管理ファイルの異常を通知する以下のいずれかのメッセージを確認します。

    rdb: ERROR: qdg20162u:BCログ管理ファイルが閉塞されています
    rdb: ERROR: qdg20163u:BCログ管理ファイルが存在しません
    rdb: ERROR: qdg20166u:BCログ管理ファイルに異常があります
  2. Symfoware Server起動時にBCログ管理ファイルで異常が発生している場合、すべてのRLPを認識できません。

    rdbbcrlpコマンドを実行して、RLPが表示されないことを確認します。この場合、Active DB Guardを使った運用は中断しています。

    $ rdbbcrlp -V -D
  3. 非クラスタ運用の場合、Symfoware Serverのrdbstopコマンドを実行し、Symfoware Serverを停止します。
    クラスタ運用の場合、Symfoware Serverのクラスタアプリケーションを停止します。

  4. BCログ管理ファイルを配置する共有ディスクのGDSリソースの非活性が原因の場合は、(5)(10)(11)を実施します。それ以外は、(6)(7)(8)(9)(10)(11)を実施します。

  5. BCログ管理ファイルを配置する共有ディスクのGDSリソースを起動します。

  6. 障害ボリュームを交換します。

  7. rdbbclogコマンドを実行して、BCログ管理ファイルを再作成します 。

    $ rdbbclog -M -r
  8. rdbbcrlpコマンドを実行して、BC ログ管理ファイルに すべてのRLP を再登録します 。

    $ rdbbcrlp -A -p RLP名 -S 自側送信用RLMのローデバイス名
  9. rdbbcrlpコマンドを実行してRLPの一覧情報を表示し、すべてのRLP が正常に登録されたことを確認します。

    $ rdbbcrlp -V -D
  10. 非クラスタ運用の場合、Symfoware Serverのrdbstartコマンドを実行して、Symfoware Serverを起動します。
    クラスタ運用の場合は、Symfoware Serverのクラスタアプリケーションを起動します。

  11. RLPの再作成を実施して、RLPを復旧します。

    この手順は、Symfoware Serverの起動後、利用者業務を開始した場合のみ必要です。

参照

  • Symfoware Serverのrdbstopコマンド、およびrdbstartコマンドの詳細については“Symfoware Server コマンドリファレンス”を参照してください。

  • GDSリソースの起動については“Active DB Guard 設計・セットアップガイド”の“GDSリソースの活性”を参照してください。

  • RLPの再作成については“5.20 RLPの再作成”を参照してください。