操作の手順
複写元システム
RDBREPORTから、BCログ管理ファイルの異常を通知する以下のいずれかのメッセージを確認します。
rdb: ERROR: qdg20162u:BCログ管理ファイルが閉塞されています
rdb: ERROR: qdg20163u:BCログ管理ファイルが存在しません
rdb: ERROR: qdg20166u:BCログ管理ファイルに異常があります
Symfoware Server起動時にBCログ管理ファイルで異常が発生している場合、すべてのRLPを認識できません。
rdbbcrlpコマンドを実行して、RLPが表示されないことを確認します。この場合、Active DB Guardを使った運用は中断しています。
$ rdbbcrlp -V -D
非クラスタ運用の場合、Symfoware Serverのrdbstopコマンドを実行し、Symfoware Serverを停止します。
クラスタ運用の場合、Symfoware Serverのクラスタアプリケーションを停止します。
BCログ管理ファイルを配置する共有ディスクのGDSリソースの非活性が原因の場合は、(5)(10)(11)を実施します。それ以外は、(6)(7)(8)(9)(10)(11)を実施します。
BCログ管理ファイルを配置する共有ディスクのGDSリソースを起動します。
障害ボリュームを交換します。
rdbbclogコマンドを実行して、BCログ管理ファイルを再作成します 。
$ rdbbclog -M -r
rdbbcrlpコマンドを実行して、BC ログ管理ファイルに すべてのRLP を再登録します 。
$ rdbbcrlp -A -p RLP名 -S 自側送信用RLMのローデバイス名
rdbbcrlpコマンドを実行してRLPの一覧情報を表示し、すべてのRLP が正常に登録されたことを確認します。
$ rdbbcrlp -V -D
非クラスタ運用の場合、Symfoware Serverのrdbstartコマンドを実行して、Symfoware Serverを起動します。
クラスタ運用の場合は、Symfoware Serverのクラスタアプリケーションを起動します。
RLPの再作成を実施して、RLPを復旧します。
この手順は、Symfoware Serverの起動後、利用者業務を開始した場合のみ必要です。
参照
Symfoware Serverのrdbstopコマンド、およびrdbstartコマンドの詳細については“Symfoware Server コマンドリファレンス”を参照してください。
GDSリソースの起動については“Active DB Guard 設計・セットアップガイド”の“GDSリソースの活性”を参照してください。
RLPの再作成については“5.20 RLPの再作成”を参照してください。