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Symfoware Active DB GuardV12.6.0 運用ガイド
FUJITSU Software

2.5.1 リカバリポイントの設定

複写元システムでは、Symfoware Serverのコマンドでリカバリポイントを設定します。
このリカバリポイントは、Active DB Guardが複写先システムに転送してRERUNログの反映処理の延長で複写元システムと同等の位置に設定します。
複写先システムで設定した時点で、rdbbcrefコマンドが以下のメッセージを出力します。

複写元システム

Symfoware Serverのrdbsetrpコマンドを使用して、リカバリポイントを設定します。

複写先システム

複写先システムではリカバリポイントを設定するための操作はありません。
rdbbcrefコマンドの実行により、複写元システムと同じ位置にリカバリポイントを設定します。

注意

  • RERUNログの反映処理でDSI指定のリカバリポイントを複写先システムに設定する場合、rdbbcmapコマンドでデータベース定義の関連付けを行っておく必要があります。

  • Symfoware Serverのrdbsetrpコマンドによりリカバリポイントを設定する際、以下の注意事項があります。

    • リカバリポイントによるリカバリ対象のデータベースのロググループに属するRLPが、ログ取得モードのオンライン状態である必要があります。

    • 複写元システムでシステム単位に設定されたリカバリポイントは、RERUNログの反映処理の延長で複写先システムにロググループ単位で設定されます。

ポイント

Symfoware Serverのrdbfmtコマンドを実行した場合に設定されるリカバリポイントも対象となります。

参照

  • 複写元システムでのリカバリポイントの設定については“Symfoware Server RDB運用ガイド”を参照してください。

  • Symfoware Serverのrdbsetrpコマンドの詳細については“Symfoware Server コマンドリファレンス”を参照してください。