形式
sfcgetconf backupfile
sfcgetconf -a backupfile
sfcgetconf -i fsid [ -i fsid ]... backupfile
sfcgetconf -d special [ -d special ]... backupfile
機能説明
sfcgetconf は、以下の内容を backupfile に出力します。
ファイルシステムを再構築するための sfcadm(1M) 実行手順
-a オプション指定時には sfcfsrm.conf の内容を出力します。
出力されるバックアップファイルには、sh(1) シェルスクリプト形式で sfcadm(1M) 実行手順が記されます。
管理パーティションの復旧は、sfcsetup(1M) で管理パーティションを初期化した後、sfcgetconf が出力したスクリプトを実行して行います。
オプション
以下のオプションが指定できます。
sfcfsrm.conf の内容をバックアップファイルの冒頭にコメントアウトした形で出力します (-a オプション非指定時の出力も続けて出力されます)。
指定された fsid 値に対応するファイルシステムに関する情報と、そのファイルシステムに関する管理パーティション内の情報を再構成するための sfcadm(1M) 実行手順だけを出力します。
ファイルシステムを構成するパーティションのキャラクタ特殊ファイルのパス名を指定します。指定されたキャラクタ特殊ファイルに対応するファイルシステムに関する情報と、そのファイルシステムに関する管理パーティション内情報を再構成するための sfcadm(1M) 実行手順だけ出力します。
オペランド
以下のオペランドが指定できます。
出力先ファイル名を指定します。指定されたファイルが存在している場合、バックアップは行われません。
使用例
作成されているすべてのファイルシステムの設定のバックアップをファイル sfccfg.bkup.1 に出力する場合
# sfcgetconf sfccfg.bkup.1 <Enter> |
sfcfsrm.conf の内容をバックアップファイルの先頭に付記し、作成されているすべてのファイルシステムの設定のバックアップをファイル sfccfg.bkup.2 に出力する場合
# sfcgetconf -a sfccfg.bkup.2 <Enter> |
fsid 値 1, 2 に対応するファイルシステムの設定のバックアップを sfccfg.bkup.3 に出力する場合
# sfcgetconf -i 1 -i 2 sfccfg.bkup.3 <Enter> |
/dev/sfdsk/gfs01/rdsk/volume01 に対応するファイルシステムの設定のバックアップを sfccfg.bkup.4 に出力する場合
# sfcgetconf -d /dev/sfdsk/gfs01/rdsk/volume01 sfccfg.bkup.4 <Enter> |
関連ファイル
/var/opt/FJSVgfs/sfcfsrm.conf
sfcfrmd デーモンの環境ファイル
関連項目
注意事項
sfcgetconf を使用する際は、実行ノードがマルチユーザモードで運用している必要があります。シングルユーザモードでは、使用できません。