本節では、GFS 共用ファイルシステムを利用している環境で、クラスタを構成しているすべてのノードで CF を停止した後、GUI から CF の起動を行う場合の操作方法を説明します。
GFS 共用ファイルシステムの sfcfrmd デーモンの起動方法には、以下の 2つがあります。
wait (デフォルト)
wait_bg
このうち、wait を選択している場合に GUI から CF の起動を行ったとき、クラスタを構成するすべてのノードの CF が起動するまでクラスタ整合状態が保証されないため、GFS 共用ファイルシステムの起動に失敗します。よって、クラスタを構成しているすべてのノードで CF が停止している状態で、GUI から CF の起動を行う場合、以降の手順で CF を起動してください。
参照
CF の起動の詳細については、“PRIMECLUSTER Cluster Foundation 導入運用手引書”の“CF の起動”を参照してください。
Web-Based Admin View 操作メニューの <Cluster Admin> ボタンを選択します。CF を起動したいノードを選択し、<確認> ボタンをクリックします。
<ドライバのロード> ボタンをクリックし、CF ドライバを起動します。
[CF の起動] ポップアップが表示されます。<確認> ボタンをクリックし、CF の起動を行います。
クラスタを構成するすべてのノードの CF が起動していないため、GFS の起動に失敗し、[エラー] ポップアップが表示されます。<いいえ> ボタンをクリックし、GFS の起動を中止します。
GFS の起動を中止すると、再度 [エラー] ポップアップが表示されます。<いいえ> ボタンをクリックし、スクリプトの実行を中断します。
GFS より前までのサービスが起動されていることを確認し、<確認> ボタンをクリックします。
クラスタを構成するすべてのノードで、1.~6. の操作を行い、GFS より前までのサービスを起動します。
注意
最後に CF の起動を実行したノードでは、クラスタを構成するすべてのノードで CF が起動しているため、GFS の起動に成功します。
GFS の起動を中止したノードのどれかで、CF の停止を行い、再度 CF の起動を行います。
参照
CF の停止の詳細については、“PRIMECLUSTER Cluster Foundation 導入運用手引書”の“CF の停止”を参照してください。
GFS の起動を中止したすべてのノードで、8. を行い、GFS 以降のサービスを起動します。