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PRIMECLUSTER 導入運用手引書 4.6
FUJITSU Software

付録L PRIMECLUSTERの常駐プロセスと監視対象

本章では、PRIMECLUSTERの常駐プロセスと監視要否について説明します。

参照

GDSの常駐プロセスについては、“PRIMECLUSTER Global Disk Services説明書”の“よく尋ねられる質問 (FAQ)”を参照してください。

GFSの常駐プロセスについては、“PRIMECLUSTER Global File Services 説明書”の“GFSの常駐プロセスと監視対象”を参照してください。

GLSの常駐プロセスについては、以下の中で使用されている機能のマニュアルの“GLSの常駐プロセスと監視対象”を参照してください。

  • PRIMECLUSTER Global Link Services 説明書(伝送路二重化機能編)

  • PRIMECLUSTER Global Link Services 説明書(伝送路二重化機能 仮想NIC方式編)

  • PRIMECLUSTER Global Link Services 説明書(マルチパス機能編)

常駐プロセスの一覧と監視要否について以下の表に示します。

プロセス監視を行う場合、表に記載されている監視要否、監視要否の理由を参照し、監視対象プロセスとして設定を行ってください。

表L.1 PRIMECLUSTERの常駐プロセスと監視要否

項番

プロセス名

"ps -ef" の出力のCMD欄

起動数

プロセスの起動条件

監視要否

監視要否の理由

備考

1

java

/opt/FJSVwvbs/jre/bin/java

0~1
(管理サーバのみに存在)

製品起動時

当プロセスは、生存監視されません。
当プロセスが停止した場合、Web-Based AdminViewによるGUIでの設定、監視ができません。

2

wvAgent

wvAgent

2

製品起動時

当プロセスは、生存監視されません。
当プロセスが停止した場合、Web-Based AdminViewによるGUIでの設定、監視ができません。

3

wvcnfd

/opt/FJSVwvcnf/bin/wvcnfd

1

製品起動時

当プロセスは、生存監視されません。
当プロセスが停止した場合、Web-Based AdminViewによるGUIでの設定、監視ができません。

4

wvClEventd

/etc/opt/FJSVwvfrm/sbin/wvClEventd

0~2

製品起動時

不要

当プロセスは、wvAgentにより生存監視されます。

5

wvFaultEventd

/etc/opt/FJSVwvfrm/sbin/wvFaultEventd

0~2

製品起動時

不要

当プロセスは、wvAgentにより生存監視されます。

6

cfregd

cfregd -r

1

・ノード起動時
・Cluster AdminによるCF起動操作
・cfregd -rコマンドによる起動操作

当プロセスは、生存監視されません。
当プロセスが停止した場合、RMSの構成情報の配布が行えません。また、非同期監視が利用できなくなります。

7

/etc/opt/FJSVcluster/sys/devsnmpd

/etc/opt/FJSVcluster/sys/devsnmpd

1~2

・ノード起動時
・Cluster AdminによるCF起動操作
・Cluster Adminのシャットダウン構成ウィザードによる設定時
・clsnmpmonctlコマンドによる起動操作

当プロセスは、生存監視されません。
当プロセスが停止した場合、SNMP非同期監視機能が使用できなくなります。

SPARC Server M12/M10の場合

8

/etc/opt/FJSVcluster/sys/devrcircculogd

/etc/opt/FJSVcluster/sys/devrcircculogd

1

・ノード起動時
・Cluster AdminによるCF起動操作
・Cluster Adminのシャットダウン構成ウィザードによる設定時

当プロセスは、生存監視されません。
当プロセスが停止した場合、SNMP非同期監視機能が使用できなくなります。

SPARC Server M12/M10の場合

9

/etc/opt/FJSVcluster/sys/devrccud

/etc/opt/FJSVcluster/sys/devrccud

1~2

・ノード起動時
・Cluster AdminによるCF起動操作
・Cluster Adminのシャットダウン構成ウィザードによる設定時
・clrccumonctlコマンドによる起動操作

当プロセスは、生存監視されません。
当プロセスが停止した場合、コンソール非同期監視機能が使用できなくなります。

SPARC Enterprise、SPARC T3/T4/T5/T7/S7の場合

10

/etc/opt/FJSVcluster/sys/devrccuxd

/etc/opt/FJSVcluster/sys/devrccuxd

1~2

・ノード起動時
・Cluster AdminによるCF起動操作
・Cluster Adminのシャットダウン構成ウィザードによる設定時
・clrccumonctlコマンドによる起動操作

当プロセスは、生存監視されません。
当プロセスが停止した場合、コンソール非同期監視機能が使用できなくなります。

SPARC EnterpriseでXSCF-LANを二重化している場合

11

/etc/opt/FJSVcluster/sys/devscfd

/etc/opt/FJSVcluster/sys/devscfd

1~2

・ノード起動時
・Cluster AdminによるCF起動操作
・Cluster Adminのシャットダウン構成ウィザードによる設定時
・clrcimonctlコマンドによる起動操作

当プロセスは、生存監視されません。
当プロセスが停止した場合、RCI非同期監視機能が使用できなくなります。

SPARC Enterpriseの場合

12

/etc/opt/FJSVcluster/sys/devrcircculogd

/etc/opt/FJSVcluster/sys/devrcircculogd

1

・ノード起動時
・Cluster AdminによるCF起動操作
・Cluster Adminのシャットダウン構成ウィザードによる設定時

当プロセスは、生存監視されません。
当プロセスが停止した場合、コンソール/RCI非同期監視機能が使用できなくなります。

SPARC Enterprise、SPARC T3/T4/T5/T7/S7の場合

13

/opt/SMAW/SMAWsf/bin/rcsd

/opt/SMAW/SMAWsf/bin/rcsd

1~3

・ノード起動時
・Cluster AdminによるCF起動操作
・Cluster Adminのシャットダウン構成ウィザードによる設定時
・sdtoolコマンドによる起動操作

当プロセスは生存監視されており、停止した場合、自動で再起動されます。
ただし、1分間に5回連続して停止した場合、再起動されなくなるため、監視が必要です。
当プロセスが停止した場合、シャットダウン機構が使用できなくなります。

14

/opt/SMAW/SMAWsf/bin/rcsd_monitor

/opt/SMAW/SMAWsf/bin/rcsd_monitor

1

・ノード起動時

不要

当プロセスは生存監視されており、停止した場合、自動で再起動されます。

15

/etc/opt/FJSVcluster/FJSVcldbm/daemons/dcmmond

/etc/opt/FJSVcluster/FJSVcldbm/daemons/dcmmond

1~2

・ノード起動時
・Cluster AdminによるCF起動操作
・CRMの初期構成設定時

当プロセスは、生存監視されません。
当プロセスが停止した場合、PRIMECLUSTERのクラスタリソース管理機構が使用できなくなります。

16

/etc/opt/FJSVcluster/FJSVcldbm/daemons/dcmmstd

dcmmstd

1~2

・ノード起動時
・Cluster AdminによるCF起動操作
・CRMの初期構成設定時

当プロセスは、生存監視されません。
当プロセスが停止した場合、PRIMECLUSTERのクラスタリソース管理機構が使用できなくなります。

17

/etc/opt/FJSVcluster/FJSVcldbm/daemons/dcmevmd

dcmevmd

1~2

・ノード起動時
・Cluster AdminによるCF起動操作
・CRMの初期構成設定時

当プロセスは、生存監視されません。
当プロセスが停止した場合、PRIMECLUSTERのクラスタリソース管理機構が使用できなくなります。

18

/etc/opt/FJSVcluster/FJSVcldbm/daemons/dcmfcpd

dcmfcpd

1~5

・ノード起動時
・Cluster AdminによるCF起動操作
・CRMの初期構成設定時

当プロセスは、生存監視されません。
当プロセスが停止した場合、PRIMECLUSTERのクラスタリソース管理機構が使用できなくなります。

19

/etc/opt/FJSVcluster/FJSVcldbm/daemons/dcmsynd

dcmsynd

1

・ノード起動時
・Cluster AdminによるCF起動操作
・CRMの初期構成設定時

当プロセスは、生存監視されません。
当プロセスが停止した場合、PRIMECLUSTERのクラスタリソース管理機構が使用できなくなります。

20

/etc/opt/FJSVcluster/FJSVcldbm/daemons/dcmprcd

dcmprcd

1~2

・ノード起動時
・Cluster AdminによるCF起動操作
・CRMの初期構成設定時

当プロセスは、生存監視されません。
当プロセスが停止した場合、PRIMECLUSTERのクラスタリソース管理機構が使用できなくなります。

21

/etc/opt/FJSVcluster/FJSVcldbm/daemons/dcmcfmd

dcmcfmd

1~2

・ノード起動時
・Cluster AdminによるCF起動操作
・CRMの初期構成設定時

当プロセスは、生存監視されません。

当プロセスが停止した場合、PRIMECLUSTERのクラスタリソース管理機構が使用できなくなります。

22

/etc/opt/FJSVcluster/FJSVcldbm/daemons/dcmdbud

dcmdbud

1

・ノード起動時
・Cluster AdminによるCF起動操作
・CRMの初期構成設定時

当プロセスは、生存監視されません。
当プロセスが停止した場合、PRIMECLUSTERのクラスタリソース管理機構が使用できなくなります。

23

/etc/opt/FJSVcluster/FJSVcldbm/daemons/dcmcomd

dcmcomd

1

・ノード起動時
・Cluster AdminによるCF起動操作
・CRMの初期構成設定時

当プロセスは、生存監視されません。
当プロセスが停止した場合、PRIMECLUSTERのクラスタリソース管理機構が使用できなくなります。

24

/etc/opt/FJSVcluster/FJSVcldbm/daemons/dcmdbcd

dcmdbcd

1

・ノード起動時
・Cluster AdminによるCF起動操作
・CRMの初期構成設定時

当プロセスは、生存監視されません。当プロセスが停止した場合、PRIMECLUSTERのクラスタリソース管理機構が使用できなくなります。

25

/etc/opt/FJSVcluster/FJSVcldbm/daemons/dcmlckd

dcmlckd

1~2

・ノード起動時
・Cluster AdminによるCF起動操作
・CRMの初期構成設定時

当プロセスは、生存監視されません。
当プロセスが停止した場合、PRIMECLUSTERのクラスタリソース管理機構が使用できなくなります。

26

/etc/opt/FJSVcluster/FJSVclrms/daemons/clwatchlogd

clwatchlogd

1~2

・ノード起動時
・Cluster AdminによるCF起動操作
・CRMの初期構成設定時

当プロセスは、生存監視されません。
当プロセスが停止した場合、PRIMECLUSTERのクラスタリソース管理機構が使用できなくなります。

27

/etc/opt/FJSVcluster/FJSVclapm/daemons/prmd

/etc/opt/FJSVcluster/FJSVclapm/daemons/prmd

1~2

・ノード起動時
・CRMの初期構成設定時

当プロセスは、生存監視されません。
当プロセスが停止した場合、PRIMECLUSTERのクラスタリソース管理機構が使用できなくなります。

28

/etc/opt/FJSVcluster/FJSVcldbm/daemons/clrmd

/etc/opt/FJSVcluster/FJSVcldbm/daemons/clrmd

1

・ノード起動時
・Cluster AdminによるCF起動操作
・CRMの初期構成設定時

当プロセスは、生存監視されません。
当プロセスが停止した場合、PRIMECLUSTERのクラスタリソース管理機構が使用できなくなります。

29

bm

/opt/SMAW/SMAWRrms/bin/bm

1

RMS起動時

不要

当プロセスは、他ノードの bm により生存監視されます。
当プロセスが異常終了した場合、そのノードが強制停止され、クラスタ切替えが発生することで業務が継続されます。

30

hvdet_xxxx

/opt/SMAW/SMAWRrms/bin/hvdet_xxxx

リソース構成によって異なる

RMS起動時

不要

当プロセスは、 bm により生存監視されます。
当プロセスが異常終了した場合、bmから再起動されます。