P2Vによる移行後のゲストドメインで、クラスタシステムを構築するための設定変更を行います。以下の手順で設定変更を行ってください。
なお、手順の中では説明を省いていますが、ファイルの編集にはvi(1)などのエディタコマンドの使用が一般的です。
ゲストドメインをシングルユーザモードで起動します。
{0} ok boot -s
共用クラスの強制解除
クラスの定義を削除します。複数のクラスがある場合は、すべてのクラスに対して行ってください。
# cd /etc/opt/FJSVsdx/sysdb.d # rm class01
# rm class02
class.dbファイルから以下の行を削除します。
~ class01 ← この行を削除します
class02 ← この行を削除します ~
devname.dbファイルを削除します。
# cd /etc/opt/FJSVsdx/dev
# rm -f devname.db
共用クラスの場合、クラススコープ内のすべてのノードで行ってください。
RMS、SFの起動抑止
現在のRMSのコンフィグレーション名を確認します。
# /etc/opt/FJSVwvucw/bin/wgcnfclient -g config-name config
ここで出力された文字列が現在使用されているRMSのコンフィグレーション名です。何も表示されない場合のRMSのコンフィグレーション名は config です。
RMSの起動抑止、状態削除
全ノードで以下のコマンドを実施します。
# hvsetenv HV_RCSTART 0 # hvsetenv HV_RCSTART
0 ←「0」が出力されることを確認します # rm /opt/SMAW/SMAWRrms/.status_info
SFの起動抑止
全ノードで以下のコマンドを実施します。
# rm /etc/opt/SMAW/SMAWsf/rcsd.cfg # ls /etc/opt/SMAW/SMAWsf/rcsd.cfg /etc/opt/SMAW/SMAWsf/rcsd.cfg: No such file or directory #
ゲストドメインのNICの設定
GLSで使用するNICのうち、プライマリインタフェースに対してOSのネットワーク設定ファイル(/etc/hostname.interfaceファイル、または/etc/hostname6.interfaceファイル)を作成し、IPアドレスまたはホスト名を設定してください。
詳細は、“PRIMECLUSTER Global Link Services 説明書 (伝送路二重化機能編)”の“ネットワークの設定”を参照してください。
なお、移行前のNICに対するOSのネットワーク設定ファイルが残っていた場合には削除してください。