ページの先頭行へ戻る
PRIMECLUSTER 導入運用手引書 4.6
FUJITSU Software

9.2.4 SNMPに関するポート番号の変更

SNMPに関するポート番号を変更する場合の手順について説明します。

◆事前準備

変更後のポート番号を決定します。

変更手順

  1. いずれかのクラスタノードで以下のコマンドを実行し、RMSの運用を停止します。

    # /opt/SMAW/bin/hvshut -a
  2. 各クラスタノードで以下のコマンドを実行し、シャットダウン機構を停止します。

    # /opt/SMAW/bin/sdtool -e
  3. 各クラスタノードでシャットダウン機構で使用するSNMPトラップ受信デーモン(snmptrapd)のポート番号を変更します。

    /etc/inet/services ファイルを編集し、“sftrap”サービスのポート番号を変更してください。

    sftrap <変更後のポート番号>/udp
  4. 各クラスタノードのXSCF でSNMPエージェントのポート番号を変更します。

    1. ポート番号を変更する場合

      各ノードのXSCF で以下のコマンドを実行し、 変更後のポート番号を設定します。

      XSCF> setsnmp remtraphost -t v2 -s FJSVcldev -p 9385 [管理LANのIPアドレス]
      XSCF> setsnmp remtraphost -t v2 -s FJSVcldev -p 9385 [非同期監視サブLANのIPアドレス]
      XSCF> setsnmp addtraphost -t v2 -s FJSVcldev -p <変更後のポート番号> [管理LANのIPアドレス]
      XSCF> setsnmp addtraphost -t v2 -s FJSVcldev -p <変更後のポート番号> [非同期監視サブLANのIPアドレス]
    2. ポート番号をデフォルトのシャットダウン機構で使用する9385に戻す場合

      XSCF> setsnmp remtraphost -t v2 -s FJSVcldev -p <変更後のポート番号> [管理LANのIPアドレス]
      XSCF> setsnmp remtraphost -t v2 -s FJSVcldev -p <変更後のポート番号> [非同期監視サブLANのIPアドレス]
      XSCF> setsnmp addtraphost -t v2 -s FJSVcldev -p 9385 [管理LANのIPアドレス]
      XSCF> setsnmp addtraphost -t v2 -s FJSVcldev -p 9385 [非同期監視サブLANのIPアドレス]
  5. 各クラスタノードで以下のコマンドを実行し、システムを再起動します。

    # /usr/sbin/shutdown -y -i6 -g0