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PRIMECLUSTER 導入運用手引書 4.6
FUJITSU Software

2.3 クラスタシステムの運用形態の決定

PRIMECLUSTERでは、複数のクラスタアプリケーションの配置方法によって、さまざまな運用形態を構築することができます。

ここでは、代表的な運用形態を示します。

分類

運用形態

クラスタアプリケーション数

ノード数

スタンバイ運用

1:1運用待機

1

2

相互待機

2~

2~(サポートノード数)

N:1運用待機

2~

3~(サポートノード数)

カスケード

1~

3~(サポートノード数)

移動待機

2~

3~(サポートノード数)

N:M運用待機

2~

4~(サポートノード数)

スケーラブル運用

スケーラブル

2~(※)

2~(サポートノード数)

高可用スケーラブル

2~(※)

2~(サポートノード数)

シングルノードクラスタ運用

1~

1

(※) スケーラブル運用の場合、別途スケーラブル型のクラスタアプリケーションが必要です。

注意

ノードの電源切断でフェイルオーバは動作しません。そのためシステム設計時にはUPSを使用するなどの考慮をしてください。

参照

Oracle Solaris ゾーン環境でPRIMECLUSTERを使用する場合のサポート構成については、“第16章 Oracle Solaris ゾーン環境でPRIMECLUSTERを使用する場合”を参照にしてください。