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Interstage Application Server V13.0.0 使用上の注意
FUJITSU Software

1.1.8 Webサーバコネクタの制限事項

項番

制限事項

対処方法

解除予定

1

WebサーバコネクタとServletコンテナ間の通信において、SSL通信はできません。

ありません。

未定

2

WebサーバコネクタではIPv6環境での運用はサポートしておりません。下記に示すサブコマンドのオペランドにIPv6アドレスを指定することはできません。

  • add-instance-ref

  • delete-instance-ref

  • add-virtual-host-ref

  • delete-virtual-host-ref

ありません。

未定

3


デフォルトで存在するWebサーバーFJapacheに対して、wscadmin delete-envサブコマンドとwscadmin create-envサブコマンドを実行すると、wscrestoreコマンドによる資源のリストアに失敗します。

wscrestoreコマンドを実行する前に、隠しファイルを表示するよう設定し、以下のファイルを確認した上でファイルを削除してください。

<Interstageインストールディレクトリー>\F3FMwsc\conf\proxy\FJapache\.FJapache-fault-monitor.def.lock

ファイル削除後に、隠しファイルを表示しないように設定を戻してください。

未定

4


インストールパスに半角空白を含む場合、wscadmin create-envサブコマンドの実行に失敗します。

バーチャルホストを使用することにより、GlassFish Serverクラスターと連携するWebサーバーのプロセス数を1つにすることを検討してください。

GlassFish Serverクラスターと連携するWebサーバーを複数起動する必要がある場合は、インストールパスに半角空白を含めないようにしてください。

未定

5


wscadmin delete-envサブコマンドを実行した環境に対してwscrestoreコマンドを実行した場合、再度wscadmin delete-envサブコマンドを実行するとWSC04112のエラーメッセージが出力されます。

WSC04112のエラーメッセージに含まれるファイルのパスが以下の形式の場合は、Webサーバーコネクタの動作環境の削除は正常終了しているため、エラーメッセージは無視して問題ありません。

<Interstageインストールディレクトリー>\F3FMwsc\logs\proxy\<Webサーバー名>

例)
C:\Interstage\F3FMwsc\logs\proxy\FJapache

未定

6

以下の発生条件に該当する操作を実行する場合、wscrestoreコマンドを実行しても、クラスター2の設定が削除されません。

[発生条件]

  1. GlassFish Serverクラスター(クラスター1)とWebサーバーの連携を行っている。

    かつ

  2. 1.の設定が行われている状態でahsbackupコマンドとwscbackupコマンドを実行し、資源のバックアップを行う。

    かつ

  3. 2.の後、別の名前のGlassFish Serverクラスター(クラスター2)とWebサーバーの連携を行う。

    かつ

  4. ahsrestoreコマンドとwscrestoreコマンドで、2.のバックアップ資源のリストアを行った場合。

発生条件に示す操作を実行する際、4.の資源のリストアを行う前に、すべてのGlassFish ServerクラスターとWebサーバーの連携設定を解除することにより、回避可能です。

連携設定の解除方法は、以下です。

  • WebサーバーとGlassFish Serverクラスターを同一マシンで運用する場合

    • asadmin delete-web-server-refコマンドを実行する。

      または

    • GlassFish Server管理コンソールの[クラスタ]-[<クラスター名>]-[Webサーバコネクタ]の画面から「連携」のチェックボックスにチェックを解除して「保存」を押下する。

    または

  • WebサーバーとGlassFish Serverクラスターを別マシンで運用する場合

    • wscadmin delete-instance-refコマンドを実行する(オペランドにはallを指定する)

未定

7

WebSocket接続のハンドシェイクにおいて、Webブラウザからのリクエストに含まれるConnectionヘッダの値の末尾がUpgradeでない場合、Webサーバー経由でのWebSocket接続に失敗します。

ありません。

未定

8

wscadminコマンドの--targetオプションに指定したGlassFish ServerクラスターとWebサーバーが連携していない場合に出力されるメッセージが、WSC04423ではなくWSC04112に変更されています。

wscadminコマンドを実行してWSC04112のメッセージが出力された場合は、指定したGlassFish ServerクラスターとWebサーバーの連携が設定されているかどうか、確認するようにしてください。

未定

9

wscadmin add-application-refサブコマンドにより振り分け先アプリケーションを追加する際、Webサーバーと連携していないGlassFish Serverクラスターを--targetオプションに指定してもコマンドが正常復帰してしまいます。

  • 制限事項に記載の操作は行わないようにしてください。WebサーバーとGlassFish Serverクラスターを連携する際は、wscadmin add-instance-refサブコマンドを実行してから、wscadmin add-application-refサブコマンドを実行するようにしてください。

  • 誤って制限事項の操作を行った場合は、wscadmin add-instance-refサブコマンドによりWebサーバーとGlassFish Serverクラスターを連携させるようにしてください。連携が不要な場合は、その後wscadmin delete-instance-refサブコマンドを実行して、連携を解除するようにしてください。

未定

10

wscadminコマンドの--targetオプションに指定したGlassFish ServerクラスターとWebサーバーが連携していない場合、内部ファイル「.<Webサーバー名>-<GlassFish Serverクラスター名>.conf.lock」が作成されて残存します。

本ファイルが残存しても動作上の問題は引き起こさないため、特段の対処は不要です。--targetオプションに誤ったGlassFish Serverクラスター名を指定してしまった場合、必要に応じて以下のファイルを削除しても問題ありません注)。ただし、ファイル名にWebサーバーと連携しているGlassFish Serverクラスター名がついたファイルを削除しないよう注意してください。


<Interstageインストールディレクトリー>\F3FMwsc\conf\proxy\<Webサーバー名>\.<Webサーバー名>-<誤って指定したGlassFish Serverクラスター名>.conf.lock


/opt/FJSVwsc/conf/proxy/<Webサーバー名>/.<Webサーバー名>-<誤って指定したGlassFish Serverクラスター名>.conf.lock

未定

11

Interstage HTTP Server 2.4とWebサーバーコネクタがインストールされている環境からWebサーバーコネクタだけをアンインストールした場合、Webサーバーの環境定義ファイル(httpd.conf)にWebサーバーコネクタの定義情報(コメント「# [wscadmin:<可変情報>] do not delete this line」とこのコメントに囲まれたIncludeディレクティブ)が残存します。

Interstage HTTP Server 2.4とWebサーバーコネクタを一緒にアンインストールしてください。

Webサーバーコネクタだけをアンインストールする場合、環境定義ファイル(httpd.conf)に記載されているWebサーバーコネクタの定義情報を消してください。

未定

12

以下の条件を満たす場合、クラスター1のWebアプリケーションへのリクエストがクラスター2に振り分けられます。

  • 複数のGlassFish Serverクラスター(クラスター1、クラスター2、ほか)とWebサーバーの連携を行っている。かつ

  • クラスター1について、WebサーバーコネクタとGlassFish間の接続に使用するプロトコルがhttpに設定されている。かつ

  • クラスター2について、WebサーバーコネクタとGlassFish間の接続に使用するプロトコルがhttp2に設定されている。かつ

  • コンテキストルートが“/”であるクラスター2のWebアプリケーションが、Webサーバーコネクタの振り分け対象になっている。かつ

  • クラスター1のWebアプリケーションにHTTP/2接続でリクエストを送信した場合。

複数のGlassFish Serverクラスター間で、WebサーバーコネクタとGlassFish間の接続に使用するプロトコルに同じ設定を使用してください。

未定

)

Windowsの場合、隠しファイルを表示するよう設定し、ファイルを確認した上でファイルを削除してください。ファイル削除後に、隠しファイルを表示しないように設定を戻してください。