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Symfoware Server V12.6.0 アップデート情報
FUJITSU Software

2.58 ディレクトリファイルの形式変更

変更内容

変更内容について以下に示します。

V6.0L10以前

RDBディレクトリファイルの最大容量は2ギガバイトに制限されています。

したがって、管理可能なデータベース規模が以下の表のように制限されています。

表2.16 管理可能なデータベース規模(V6.0L10以前)

  

RDBディレクトリファイルで管理可能な規模 (注1)

ページ長

管理可能サイズ (注2)

スケーラブルディレクトリあり

スケーラブルディレクトリなし

RDBシステムの合計

1キロバイト

約270テラバイト

約2.7テラバイト

2キロバイト

約540テラバイト

約5.4テラバイト

4キロバイト

約1.1ペタバイト

約10.8テラバイト

8キロバイト

約2.1ペタバイト

約21.7テラバイト

16キロバイト

約4.2ペタバイト

約43.5テラバイト

32キロバイト

約8.5ペタバイト

約87.1テラバイト

1つのデータベーススペース

(無依存)

2テラバイト-1バイト

2テラバイト-1バイト

1つのDSI

1キロバイト

約175ギガバイト

約175ギガバイト

2キロバイト

約351ギガバイト

約351ギガバイト

4キロバイト

約703ギガバイト

約703ギガバイト

8キロバイト

約1.3テラバイト

約1.3テラバイト

16キロバイト

2テラバイト-1バイト

2テラバイト-1バイト

32キロバイト

2テラバイト-1バイト

2テラバイト-1バイト

注1) 全DSIが、同一ページ長とした場合の換算値

注2) RDBディレクトリファイルで作成可能なページ数から計算したデータベース規模

V7.0L10以降

RDBディレクトリファイルの形式を変更することにより、管理可能なデータベース規模は、以下の表のように拡大されます。

表2.17 管理可能なデータベース規模(V7.0L10以降)

  

RDBディレクトリファイルで管理可能な規模 (注1)

ページ長

管理可能サイズ (注2)

スケーラブルディレクトリあり

スケーラブルディレクトリなし

RDBシステムの合計

1キロバイト

約1040ペタバイト

約10.4ペタバイト

2キロバイト

約2240ペタバイト

約22.4ペタバイト

4キロバイト

約4320ペタバイト

約43.2ペタバイト

8キロバイト

約8760ペタバイト

約87.6ペタバイト

16キロバイト

約17560ペタバイト

約175ペタバイト

32キロバイト

約35160ペタバイト

約351ペタバイト

1つのデータベーススペース

(無依存)

2テラバイト-1バイト

2テラバイト-1バイト

1つのDSI

(無依存)

2テラバイト-1バイト

2テラバイト-1バイト

注1) 全DSIが、同一ページ長とした場合の換算値

注2) RDBディレクトリファイルで作成可能なページ数から計算したデータベース規模
     ただし、当該規模は計算値であり、データベース規模の上限は128ペタバイトです。

非互換

V6.0L10以前の製品からV7.0L10以降へ移行される場合、以下の非互換が発生します。

RDBディレクトリファイルの非互換

V6.0L10以前の製品で作成されたRDBディレクトリファイルを使用して、V7.0L10以降で起動させた場合、エラーが発生します。

メモリ/ディスク使用量の見積りの非互換

RDBディレクトリファイルのメモリ/ディスク使用量が、V6.0L10以前より増加します。

対処

非互換に対して、以下の手段を提供します。

RDBディレクトリファイルの非互換

RDBディレクトリファイルの形式変換用のコマンド(rdbconvdir)で、V6.0L10以前の製品で作成されたRDBディレクトリファイルを、V7.0L10以降の形式に変換することができます。

メモリ/ディスク使用量の見積りの非互換

RDBディレクトリファイルのメモリ/ディスク使用量を見積もりなおしてください。

参照

RDBディレクトリファイルのメモリ/ディスク使用量の見積り式については、“セットアップガイド”を参照してください。