変更内容
9.1.0以降ではrdbstopコマンドのmcオプション指定でRDBコマンドを強制終了した場合、処理時間がデータベースの規模や扱うデータ量に依存する、以下のコマンドが処理中断するようになりました。
rdbsloader
rdbsuloader
rdbsaloader
rdbfmt
rdbgcdsi
rdbunl
rdbups
rdbprdic
rdbgcdic
rdbudsi
この時、サーバプロセスでコマンド処理を実行中の場合、クライアントプロセスが停止したことを認識した旨のメッセージを、コンソールおよびRDB構成パラメタファイルのRDBREPORTで指定したメッセージログファイルに出力します。
qdg14185i: s*コマンドの処理の中断が指示されました 対象資源='t*' u*
非互換
8.0.0以前ではコマンド処理中にrdbstopコマンドのmcオプションにより強制停止した場合、コマンドの処理が完結するまで動作し続けていましたが、9.1.0以降ではコマンドの処理を中断します。これに伴い、コマンドの実行結果に以下の変更があります。
コマンドの処理中断による対象資源のアクセス禁止状態の設定
以下のコマンドでは、処理の中断により対象の資源に対してアクセス禁止状態が設定される場合があります。その時、コンソールおよびRDBREPORTで指定したメッセージログファイルに、メッセージ“qdg03400u”または“qdg13217u”が出力されます。
rdbsloader
rdbsuloader
rdbsaloader
rdbfmt
rdbgcdsi
出力ファイルの途中状態
以下のコマンドでは、処理の中断により出力ファイルが出力途中の状態で残ります。
rdbunl
対処方法
コマンドの処理中断による対象資源のアクセス禁止状態の設定
rdbsloaderコマンド、rdbsuloaderコマンド、rdbsaloaderコマンドおよびrdbfmtコマンドの実行時は、“RDB運用ガイド”の“データベースのリカバリ”に従ってデータベースをリカバリしてください。
rdbgcdsiコマンドの実行時はRオプションを指定して再実行してください。
出力ファイルの途中状態
rdbunlコマンドを再実行する場合は、出力ファイルを削除してください。