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Symfoware Server V12.6.0 アップデート情報
FUJITSU Software

2.28 パラメタの省略値

変更内容

パラメタの設定方法には、以下の3つがあります。

それぞれの設定方法によってパラメタの省略値が異なります。また、同じ設定方法でもSymfoware Serverのバージョンレベルによっては、省略値が異なるパラメタがあります。

設定方法およびSymfoware Serverのバージョンレベルの違いで、省略値が異なるパラメタを説明します。

WebAdminによる設定

WebAdminを利用して設定する場合、バージョンレベルによって設定される値が異なります。

8.0.0以前

Symfoware Serverの各エディションに応じて省略値が設定されます。

9.1.0以降

規模の指定に応じて省略値が設定されます。

以下に設定される省略値を示します。

表2.2 WebAdminが設定するパラメタの省略値

パラメタの種類

パラメタ名

WebAdminが設定するパラメタの値

8.0.0以前

9.1.x

V10.0.0 / V10.0.1 / V10.1.0

V10.1.1以降

EE

SE

大規模

中規模

小規模

大規模

中規模

小規模

大規模

中規模

小規模

RDB構成パラメタファイル

RDBDIRSPACE1

WebAdmin内で指定

RDBDIRSPACE2

WebAdmin内で指定

RDBLOG

自動設定

512,512

256,256

512,512

256,256

512,512

256,256

512,512

256,256

RDBCORE

WebAdmin内で指定

RDBEXTMEM

13208

6332

42224

13208

7124

42224

13208

7124

42224

13208

7124

RDBCNTNUM

712

328

2200

712

400

2200

712

400

2200

712

400

RDBSYSBUF

X:\SFWETC\RDB\ETC\RDBシステム名

RDBSQLENV

X:\SFWETC\RDB\ETC\RDBシステム名.env

RDBDBSNUM

32

16

64

32

16

64

32

16

64

32

16

RDBNETDBSNUM

32

16

64

32

16

64

32

16

64

32

16

RDBLOGMANAGE

WebAdmin内で指定

RDBSYSTEMID

自動設定

RDBREPORT

RDBREPORTパラメタ未サポート

WebAdmin内で指定

RDBPM

RDBPMパラメタ未サポート

WebAdmin内で指定

RDBLOGGROUPMANAGE

パラメタを設定しない(SCLDIR_NOUSEに相当)

WebAdmin内で指定(運用フラグはSCLDIR_NOUSEに相当)

システム用の動作環境ファイル

COMMUNICATION_BUFFER

32

MAX_CONNECT_SYS

256

100

1000

256

100

1000

256

100

1000

256

100

MAX_CONNECT_TCP

256

100

1000

256

100

1000

256

100

1000

256

100

WORK_MEM_SIZE

128

DEFAULT_INDEX_SIZE

4,4,168,32,256,0

8,8,30720,10240,10240,0

8,8,30720,10240,10240,0

DEFAULT_TABLE_SIZE

32,256,512,0

32,30720,10240,0

32,30720,10240,0

TEMPORARY_INDEX_SIZE

160,64,256,0

TEMPORARY_TABLE_SIZE

256,512,0

R_LOCK

YES

READ_ERROR_INHIBIT

パラメタを設定しない(YESに相当)

パラメタを設定しない(NOに相当)

DEFAULT_ISOLATION

DEFAULT_ISOLATIONパラメタ未サポート

パラメタを設定しない(REPEATABLE_READに相当)

JOIN_ORDER

AUTO

USQL_LOCK

EX

ARC_FULL

RETURN

デフォルトの共用バッファ定義ファイル

BUFFER1K

1040

520

2080

1040

520

2080

1040

520

2080

1040

520

BUFFER2K

1040

520

2080

1040

520

2080

1040

520

2080

1040

520

BUFFER4K

1040

520

8634

4317

2158

8634

4317

2158

8634

4317

2158

BUFFER8K

1040

520

8634

4317

2158

8634

4317

2158

8634

4317

2158

BUFFER16K

1040

520

8634

4317

2158

8634

4317

2158

8634

4317

2158

BUFFER32K

1040

520

8634

4317

2158

8634

4317

2158

8634

4317

2158

備考. Xはセットアップ先のドライブを示します。このドライブは、NTFSが割り当てられている先頭のドライブになります。
また、以下のディレクトリ名は、インストールおよびセットアップ時に指定するディレクトリ名の省略値です。任意のディレクトリ名に変更することができます。

  • \SFWETC
    制御ファイル格納先がデフォルトの“\SFWETC”の場合

GUIによる設定

GUIを利用して設定する場合、バージョンレベルによって設定される値が異なります。

表2.3 GUIが設定するパラメタの省略値

パラメタの種類

パラメタ名

GUIが設定するパラメタの値

V5.0L20以前

V5.0L30以降から8.0.0以前

9.1.0

V10.0.0以降

EE

SE

EE

SE

EE

SE

RDB構成パラメタファイル

RDBDIRSPACE1

X:\SFWD\RDB\USR\DIR

RDBDIRSPACE2

X:\SFWD\RDB\USR\DIR

RDBLOG

128,128

512,512

256,256

512,512

256,256

512,512

RDBCORE

X:\SFWSV\RDB\CORE

RDBEXTMEM

1024

13208

6332

13208

7124

13208

RDBCNTNUM

1024

712

328

712

400

712

RDBSYSBUF

X:\SFWETC\RDB\ETC

X:\SFWETC\RDB\ETC\RDBシステム名

RDBSQLENV

X:\SFWETC\RDB\ETC\UXPSQLENV

X:\SFWETC\RDB\ETC\RDBシステム名.env

RDBDBSNUM

1

32

16

32

16

32

RDBNETDBSNUM

パラメタを設定しない(3に相当)

32

16

32

16

32

RDBLOGMANAGE

X:\SFWD\RDB\USR\LOG

RDBSYSTEMID

1

RDBREPORT

RDBREPORTパラメタ未サポート

パラメタを設定しない(メッセージログファイルの出力なしに相当)

RDBPM

RDBPMパラメタ未サポート

X:\SFWD\RDB\USR\RDBPM

RDBLOGGROUPMANAGE

パラメタを設定しない(SCLDIR_NOUSEに相当)

システム用の動作環境ファイル

COMMUNICATION_BUFFER

パラメタを設定しない(1に相当)

32

MAX_CONNECT_SYS

パラメタを設定しない(20に相当)

256

100

256

100

256

MAX_CONNECT_TCP

パラメタを設定しない(0に相当)

256

100

256

100

256

WORK_MEM_SIZE

パラメタを設定しない(64に相当)

128

DEFAULT_INDEX_SIZE

パラメタを設定しない(2,2,168,32,32,0に相当)

4,4,168,32,256,0

DEFAULT_TABLE_SIZE

パラメタを設定しない(4,256,64,0に相当)

32,256,512,0

TEMPORARY_INDEX_SIZE

パラメタを設定しない(160,64,32,0に相当)

160,64,256,0

TEMPORARY_TABLE_SIZE

パラメタを設定しない(256,32,0に相当)

256,512,0

R_LOCK

パラメタを設定しない(NOに相当)

YES

READ_ERROR_INHIBIT

パラメタ未サポート(V6.0L10以前)

パラメタを設定しない(NOに相当)

パラメタを設定しない(YESに相当)

DEFAULT_ISOLATION

DEFAULT_ISOLATIONパラメタ未サポート

パラメタを設定しない(REPEATABLE_READに相当)

JOIN_ORDER

JOIN_ORDERパラメタ未サポート

AUTO(V5.0L30はJOIN_ORDERパラメタ未サポート)

AUTO

USQL_LOCK

パラメタを設定しない(SHに相当)

EX

ARC_FULL

パラメタを設定しない(WAITに相当)

RETURN

デフォルトの共用バッファ定義ファイル

BUFFER1K

パラメタを設定しない(32に相当)

1040

520

1040

520

1040

520

BUFFER2K

パラメタを設定しない(32に相当)

1040

520

1040

520

1040

520

BUFFER4K

パラメタを設定しない(256に相当)

1040

520

4317

2158

4317

2158

BUFFER8K

パラメタを設定しない(32に相当)

1040

520

4317

2158

4317

2158

BUFFER16K

パラメタを設定しない(32に相当)

1040

520

4317

2158

4317

2158

BUFFER32K

パラメタを設定しない(32に相当)

1040

520

4317

2158

4317

2158

備考. Xはセットアップ先のドライブを示します。このドライブは、NTFSが割り当てられている先頭のドライブになります。
また、以下のディレクトリ名は、インストールおよびセットアップ時に指定するディレクトリ名の省略値です。任意のディレクトリ名に変更することができます。

  • \SFWD
    データ格納先がデフォルトの“\SFWD”の場合

  • \SFWSV
    Symfowareのインストール先がデフォルトの“\SFWSV”の場合

  • \SFWETC
    制御ファイル格納先がデフォルトの“\SFWETC”の場合

各種パラメタファイルの直接編集

各種パラメタファイルを直接編集する場合、省略可能なパラメタを省略したときは、Symfoware Serverが以下の省略値を設定します。

表2.4 各種パラメタファイルを直接編集する場合のパラメタの省略値

パラメタの種類

パラメタ名

各種パラメタファイルを直接編集する場合のパラメタの省略値

9.1.1以前

V10.0.0 / V10.0.1 / V10.1.0

V10.1.1以降

RDB構成パラメタファイル

RDBDIRSPACE1

省略不可

RDBDIRSPACE2

省略不可

RDBLOG

省略不可

512,512

RDBCORE

省略不可

RDBEXTMEM

省略不可

13208

RDBCNTNUM

128

712

RDBSYSBUF

X:\SFWETC\RDB\ETC

RDBSQLENV

省略不可

RDBDBSNUM

3

32

RDBNETDBSNUM

3

32

RDBLOGMANAGE

マルチRDBシステムの場合、省略不可

RDBSYSTEMID

マルチRDBシステムの場合、省略不可

RDBREPORT

メッセージログファイルの出力なし

RDBPM

パフォーマンスモニタを利用しない

RDBLOGGROUPMANAGE

SCLDIR_NOUSE

システム用の動作環境ファイル

COMMUNICATION_BUFFER

1

32

MAX_CONNECT_SYS

20

256

MAX_CONNECT_TCP

0

  • リモートアクセスの場合 : 256

  • ローカルアクセスの場合 : 0

WORK_MEM_SIZE

64

128

DEFAULT_INDEX_SIZE

2,2,168,32,32,0

8,8,30720,10240,10240,0

8,8,30720,10240,10240,3072

DEFAULT_TABLE_SIZE

4,256,64,0

32,30720,10240,0

32,30720,10240,3072

TEMPORARY_INDEX_SIZE

160,64,32,0

160,64,256,0

TEMPORARY_TABLE_SIZE

256,32,0

256,512,0

R_LOCK

NO

YES(ただし、クライアント用およびサーバ用の動作環境ファイルのDSO_LOCKを指定した場合はNO)

READ_ERROR_INHIBIT

YES

NO

DEFAULT_ISOLATION

SERIALIZABLE

JOIN_ORDER

INSIDE

USQL_LOCK

SH

ARC_FULL

WAIT

RETURN

デフォルトの共用バッファ定義ファイル

BUFFER1K

32

32

BUFFER2K

32

32

BUFFER4K

256

256

BUFFER8K

32

32

BUFFER16K

32

32

BUFFER32K

32

32

備考. Xはセットアップ先のドライブを示します。このドライブは、NTFSが割り当てられている先頭のドライブになります。
また、以下のディレクトリ名は、インストールおよびセットアップ時に指定するディレクトリ名の省略値です。任意のディレクトリ名に変更することができます。

  • \SFWETC
    制御ファイル格納先がデフォルトの“\SFWETC”の場合

    表2.5 アプリケーションのパラメタの省略値

    アプリケーションの種類

    パラメタの種類

    パラメタ名

    パラメタの省略値

    9.1.1以前

    V10.0.0以降

    埋込みSQL

    クライアント用動作環境ファイル

    MAX_SQL

    32

    1024

    OPL_BUFFER_SIZE

    256

    8192

    SQL_LEVEL

    SQL2000

    SQL2007

    JDBCドライバ

    データソースのオプション情報設定

    最大コネクション数

    4

    256

    最大プールコネクション数

    4

    256

表2.6 環境変数のパラメタの省略値

環境変数名

パラメタの省略値

9.1.1以前

V10.0.0 / V10.0.1 / V10.1.0

V10.1.1以降

RDBLSQL

SQL2000

SQL2007

RDBODBIX

2,2,168,32,32,0

8,8,30720,10240,10240,0

8,8,30720,10240,10240,3072

RDBODBTB

4,256,64,0

32,30720,10240,0

32,30720,10240,3072

RDBRLOCK

NO

YES

RDBWMEM

64

128

非互換

パラメタの設定方法によってパラメタの省略値が異なります。また、同じ設定方法でもSymfoware Serverのバージョンレベルによっては、省略値が異なるパラメタがあります。

対処方法

以前の環境と同一のRDBシステムをセットアップしたい場合は、省略値の異なるパラメタを確認し、パラメタの値をチューニングしてください。