変更内容
アプリケーション内で、オブジェクトのcloseメソッドを実行し忘れている場合に、データベース上の資源を回収しません。
非互換
Java VMのガーベジコレクションが動作し、オブジェクトが破棄された契機で、JDBCドライバ内部でcloseメソッドを実行し、データベース上の資源を回収します。ただし、回収の際、同一Connection内で実行中のSQL文の処理を停止します。
アプリケーション内で、オブジェクトのcloseメソッドを実行し忘れている場合に、データベース上の資源を回収しません。
対処方法
データソースのオプションとして、finalizeswitchを設定してください。
finalizeswitch = ON | OFF
finalizeswitch = OFF
finalizeメソッドの延長でcloseメソッドを実行します。
finalizeメソッドの延長でcloseメソッドを実行しません。
オプションの設定方法として、JDBCデータソース登録ツールを使用する場合の例を説明します。symjddefdsコマンドを使用する場合、DriverManagerクラスのAPIを使用する場合には、“アプリケーション開発ガイド(JDBCドライバ編)”を参照し、それぞれの方法で、オプションを設定してください。
JDBCデータソース情報設定画面の[オプション]ボタンをクリックし、データソースのオプション情報設定画面を表示し、[その他パラメタ]に、finalizeswitchオプションを設定します。