記述形式
cjexec [ -i time ] 制御ファイル |
機能説明
cjexecコマンドは、コンカレントプログラム制御ジョブに指定するコマンドで、コンカレントプログラムの実行をOracle EBSに依頼するコマンドです。
完了すると標準出力にOracle EBSシステム内でのコンカレントプログラムの実行ログを出力します。
利用方法
cjexecコマンドは、[登録-ジョブ]ウィンドウの[コマンド名]欄に指定します。使用する[登録-ジョブ]ウィンドウは、[ジョブネットの新規作成]ウィンドウのアイコン選択域で、「Oracle EBS コンカレント」または「コマンド実行」を選択して起動されたものに限ります。
「Oracle EBS コンカレント」または「コマンド実行」以外のアイコンを使って登録したスケジュールジョブでcjexecコマンドを発行すると、そのスケジュールジョブは強制終了操作を正常に行うことができません。
オプション
-i time
起動したコンカレントプログラムの状態を監視する間隔(秒)を指定します。指定できる間隔は、"1"から"99999"までです。
本パラメタを省略した場合は、"5"(秒)が採用されます。
制御ファイル
制御ファイルをフルパスで指定してください。
本パラメタは省略できません。
復帰値
復帰値 | 意 味 |
---|---|
0 | コンカレント要求の完了ステータスは“正常”です。 |
1 | コンカレント要求の完了ステータスは“警告”です。 |
2 | コンカレント要求の完了ステータスは“エラー”です。 |
3 | コンカレント要求の完了ステータスは“終了”です。 |
4 | コンカレント要求の完了ステータスは“取消し済”です。 |
16 | cjexecコマンド自身の処理中に処理続行不可能なエラーを検出しました。標準エラー出力を参照することで、失敗した原因が明確になりますので、必要な処置を実施してください。 |
コマンド格納場所
Solaris | /opt/FJSVorcj/bin/ |
注意事項
cjexecコマンドは、Oracle EBSシステム内でコンカレントプログラムが完了するまで復帰しません。
コンカレントプログラムの長時間走行(異常事象)時の要求キャンセルは、Systemwalker Operation Managerの"実行経過時間超過によるジョブ打ち切り機能"を使用してください。
Systemwalker Operation Managerクライアントにて強制終了操作を行った場合、前回履歴に表示される終了コードは、256となります。また、実行経過時間超過によるジョブ打ち切り機能によって、コンカレントプログラム制御ジョブの実行が打ち切られた場合、前回履歴の終了コードは255となります。
ファイル
EBSジョブ連携のアクセス制御情報データベース