Solaris(Global Zone)へのインストール手順
Solaris(Global Zone)へのインストール手順を説明します。
スーパーユーザでシステムにログインします。
製品メディアをドライブ装置にセットし、ドライブ装置をマウントします。
# /usr/sbin/mount -F hsfs -o ro /dev/~ /cdrom |
デバイス名(/dev/~)は、システムによって異なる場合があります。マウントポイント(/cdrom)がない場合はあらかじめ作成してください。
インストールします。
pkgaddコマンドでパッケージをインストールします。
# pkgadd -d <マウントポイント>/sw_ebs_job/package FJSVorcj |
確認メッセージに回答します。
下記の確認メッセージが出力されます。
インストールするパッケージの製品格納ディレクトリ、環境設定ファイル格納ディレクトリ(*)およびログ格納ディレクトリを/optから変更するかどうかのメッセージが表示されます。変更する場合は“y”、変更しない場合は“n”を入力してください。インストール先の各ディレクトリを変更する場合は、変更先のディレクトリを入力してください。
* : 本ディレクトリには、システム環境設定ファイル(cjconf.ini)およびアクセス制御情報データベース(cjpasswd)が格納されます。
本ソフトウェアのインストール用のスクリプトをスーパーユーザ権限で実行してもよいかどうかの確認メッセージが表示されます。“y”を入力してください。
Solaris(Non-global Zone)へのインストール手順
Solaris(Non-global Zone)へのインストール手順を説明します。
なお、以下のインストール手順では、インストール対象のNon-global Zoneの名称を“SWZONE”として説明します。
Global Zoneへログインします。
Global Zoneへログインし、スーパーユーザになります。
製品メディアをドライブ装置にセットし、ドライブ装置をマウントします。
# /usr/sbin/mount -F hsfs -o ro /dev/~ /cdrom |
デバイス名(/dev/~)は、システムによって異なる場合があります。マウントポイント(/cdrom)がない場合はあらかじめ作成してください。
製品メディアの内容をGlobal Zoneのディスク上にコピーします。
コピー先を“/PKG”とした実行例:
# cp -rfp <マウントポイント>/* /PKG |
インストールするNon-global Zoneを作成します。
すでにzoneの構築が完了している場合は、本手順は不要です。なお、zoneの作成方法はSolarisのマニュアルを参照してください。
インストールするNon-global Zoneを停止します。
作成した(またはすでに作成済みの)Non-global Zoneを停止します。
# /usr/sbin/zoneadm -z SWZONE halt |
コピーした製品メディアの内容をNon-global Zoneから参照できるようにzoneを設定します。
以下のコマンドにより、Non-global Zoneからも3.でコピーした製品メディアの内容を参照できるようにします。
# zonecfg -z SWZONE |
この設定により、次回、Non-global Zoneの起動時から、Global Zoneでコピーした製品メディアの内容が、Non-global Zoneの/SWPKGディレクトリから、読み込み専用ファイルシステムとして参照することが可能になります。
Non-global Zoneへログインし、EBSジョブ連携をインストールします。
6.で設定したNon-global Zoneで参照できるディレクトリから、Global Zoneと同じようにインストールを行います。
# pkgadd -d /SWPKG/sw_ebs_job/package FJSVorcj |
以降の手順は、前項の“Solaris(Global Zone)へのインストール手順”の4.からと同じです。
なお、何らかの理由でNon-global ZoneからGlobal Zoneのディレクトリを参照する必要がなくなった場合は、以下のコマンドにより、設定を解除することができます。この場合も、Non-global Zoneを停止した後に作業を行ってください。
# zonecfg -z SWZONE |