SAPクラウドサービス連携ジョブを利用すると、SAP Job Scheduling サービスの業務ジョブ(Cloud Foundryタスク)をSystemwalker Operation Managerから監視/操作できるようになります。
SAP Job Scheduling サービスインスタンス上に作成されたCloud Foundryタスクへの、実行依頼/完了待ち合わせを行います。
Cloud Foundryタスクの実行依頼/完了待ち合わせには、SAP Job Scheduling サービスの以下のREST APIを利用します。
実行依頼:Create Job Schedule
完了待ち合わせ:Retrieve Job Run Logs
作成したCloud FoundryタスクのjobIdを用いて、実行依頼/完了待ち合わせを行います。
SAP Job Scheduling サービスの詳細については、SAPが提供する公式ドキュメントを参照してください。
HTTPリクエストのレスポンス結果に加え、実行依頼したCloud FoundryタスクのscheduleId、runId、およびタスク終了時のrunStateの情報を出力します。出力される情報はジョブネット変数として利用できる形であるため、SAPクラウドサービス連携ジョブでジョブネット変数を利用する設定にしておくことで、これらのキーの値を後続ジョブで利用できます。
scheduleIdの詳細はSAPが提供する公式ドキュメントの Create Job Schedule REST APIを、runIdおよびrunStateの詳細はRetrieve Job Run Logs REST APIを参照してください。
ジョブネット変数を利用する手順およびジョブネット変数で定義可能な文字列、制限値については、“Systemwalker Operation Manager 運用ガイド”を参照してください。
APIに接続するための認証情報は、Systemwalker Operation Managerの jobschsetauthinfoコマンドにより、あらかじめ登録しておくことができます。
jobschsetauthinfoコマンドでは、パスワード等の情報を暗号化して登録するため認証情報をセキュアに管理できます。
jobschsetauthinfoコマンドの詳細については、“Systemwalker Operation Manager リファレンス集”を参照してください。