対象バージョンレベル
Windows版:V5.0L10以降
Solaris版:5.0以降
Linux版:5.2、V10.0L10以降
Linux for Itanium版:V12.0L10以降
HP-UX版:5.1以降
AIX版:5.1以降
DS版:V20L10
対処1
確認ポイント
以下のいずれかを確認してください。
jobschmsgclearコマンドによって、メッセージ事象をクリアしていませんか
[起動時刻の到来を待つ]がチェックされており、時刻が到来していないのではありませんか
[起動日のみ有効]がチェックされており、起動日が設定されていないのではありませんか
[起動日のみ有効]がチェックされており、発生したメッセージ事象は、非起動日に発生したのではないですか
待ち合わせ条件として[すべてのメッセージ事象が発生したときに起動]がチェックされており、発生していないメッセージがありませんか
メッセージ事象を発生させたホスト名に誤りはないですか
メッセージ事象を発生させたサブシステム番号に誤りはないですか
発生するメッセージ事象名と、ジョブネットが待ち合わせるメッセージ事象名は合っていますか
“停止”操作を実施していませんか
“無効”操作を実施していませんか
メッセージキューが枯渇していませんか。ipcsコマンドなどで確認してください
起動条件が[メッセージ事象発生時のみ起動]かつ[一日一回]がチェックされているジョブネットの場合に、すでにメッセージ事象発生により一日一回起動されていませんか(V11.0L10/11.0以降の場合)
対処方法
上記に該当する場合は、定義を見直してください。
また、“停止”操作を実施している場合(停止中の状態)は、“停止解除”操作を実施してください。“無効”操作を実施している場合(無効状態)は、“無効解除”操作を実施してください。
メッセージキューが枯渇している場合は、“4.2.2 意図した時間にジョブネット/ジョブが起動しない”の対処16で説明した対処方法を実施してください。
Windows版の場合、メッセージ事象の発生状況はイベントログ(アプリケーションログ)で確認できます。
参考
ジョブネットが“停止”状態で発生したメッセージは認識されますが、“無効”状態で発生したメッセージ事象は認識されません。
対処2
確認ポイント
日変わり時刻を変更していませんか
[V11.0L10/11.0以降の場合]
起動条件が[メッセージ事象発生時のみ起動]で[一日一回]を指定しているジョブネットに対して、日変わり時刻前にメッセージ事象を変更していませんか
原因
起動条件が[メッセージ事象発生時のみ起動]で[一日一回]を指定していた場合、待ち合わせているメッセージ事象は日変わり時刻のタイミングでクリアされます。また、日変わり時刻を変更した場合、[メッセージ事象発生時のみ起動]で[一日一回]を指定しているジョブネットが受け取っているメッセージ事象は、日変わり時刻を変更した時点でクリアされます。
対処方法
日変わり時刻内にメッセージ事象を発生させてください。
日変わり時刻を変更した後、再度メッセージ事象を発生させてください。