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Symfoware Server V12.6.0 移行ガイド(OpenインタフェースからSymfoware Server (Postgres)への移行)
FUJITSU Software

2.2.1 移行元インスタンスのバックアップ

以下の手順で、移行元インスタンスをバックアップします。

注意

移行元インスタンスのバックアップは、Symfoware Server (Openインタフェース)の環境で実施してください。

1.インスタンスの起動

インスタンスを起動します。

参照

インスタンスの起動については、Symfoware Server (Openインタフェース)の“Symfoware Server 運用ガイド”の“インスタンスの起動と停止”を参照してください。


2.インスタンスのバックアップ

インスタンス管理者で、pg_dumpallコマンドを実行し、データベースクラスタをスクリプトファイルに出力します。

参照

pg_dumpallコマンドについては、“PostgreSQL文書”の“リファレンス”の“pg_dumpall”を参照してください。

pg_dumpallコマンドでデータベースクラスタをスクリプトファイルに出力する例

SolarisLinuxLinux/Solarisの場合

$ pg_dumpall > inst1.out

WindowsWindowsの場合

> pg_dumpall > inst1.out

pg_dumpallコマンドでデータ以外をスクリプトファイルに出力する例

SolarisLinuxLinux/Solarisの場合

$ pg_dumpall -s > inst1.out

WindowsWindowsの場合

> pg_dumpall -s > inst1.out

参考

テーブルのデータのみをバックアップする場合は、COPY文を使用します。

SolarisLinuxLinux/Solarisの場合

$ psql -c "COPY SCM.TBL TO '/home/symfo/SCM_TBL.dat'" DB1

WindowsWindowsの場合

> psql -c "COPY SCM.TBL TO 'C:\temp\SCM_TBL.dat'" DB1

3.設定ファイルの退避

以下の設定ファイルを退避します。

  • postgresql.conf

  • pg_hba.conf

  • pg_ident.conf

注意

移行元インスタンスで透過的データ暗号化による格納データの保護を行っている場合は、キーストアをバックアップしてください。キーストアのバックアップについては、Symfoware Server (Openインタフェース)の“Symfoware Server 運用ガイド”の“キーストアのバックアップとリカバリ”を参照してください。