システムログは、オープンJavaフレームワークの稼働状態を表すインフォメーションログや、エラー情報を表すエラーログを表します。
システムログのメッセージ本文には、以下に示すフォーマットでメッセージが出力されます。
図B.3 Strutsが出力するシステムログのフォーマット
以下に、システムログのメッセージ本文の説明をします。
No. | 項目名 | 出力内容 | |
---|---|---|---|
1 | ログ種別 | “IBS-AP-SYSTEM”という文字列が出力されます。 | |
2 | 採取契機 | システムログが出力される契機です。“ログの出力契機”を参照してください。 | |
3 | メッセージID | メッセージIDが出力されます。 | |
4 | メッセージ | 識別情報 | 以下の情報を出力 【Struts】 [Webアプリケーション名] |
付加情報 | 【Struts】
のいずれか1つ |
注意
各項目の出力内容のなかに空白が含まれることがあります。
本ログで出力するメッセージ本文の項目は、ログ定義ファイルを用いて変更することは出来ません。
■ログの出力契機
システムログは、以下の表に示す契機で出力されます。
ログ出力契機 | メッセージID | ログの出力レベル | 採取契機の出力内容 |
---|---|---|---|
ActionServlet開始 | 8300 | 3 | ActionServlet-Call |
ActionServlet終了 | 8301 | 3 | ActionServlet-Return |
Actionクラス呼出し直前 | 8302 | 15 | Action-Class-Call |
Actionクラス終了直後 | 8303 | 15 | Action-Class-Return |
Servlet/JSP呼出し直前 | 8304 | 15 | Struts-View-Call |
Servlet/JSP終了直後 | 8305 | 15 | Struts-View-Return |
Validatorクラス呼出し直前 | 8306 | 15 | Struts-Validator-Call |
Validatorクラス終了直後 | 8307 | 15 | Struts-Validator-Return |
■出力例
以下の条件におけるシステムログの出力例を示します。
コンテキストID: ContextID
出力契機: ActionServlet-Call
メッセージID: 8300
2009/04/21 19:07:11.377 [ContextID] IBS-AP-SYSTEM ActionServlet-Call 8300 [/test.war] ActionPath="/testAction" |