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Interstage Business Application Server オープンJavaフレームワークユーザーズガイド GlassFish編
FUJITSU Software

2.2 OSS版Spring Frameworkとの差異

本製品に含まれるSpring Frameworkが提供する機能について記載します。

機能分類

機能名

本製品で提供するSpring Framework

基本機能

DIコンテナ

インデックススキャン

バリデーション

型変換

Spring Expression Language(SpEL)

Aspect Oriented Programming(AOP)

Null安全

テスト支援機能

Unitテスト

×

TestContextフレームワーク

データアクセス

トランザクション制御

Data Access Object(DAO)

JDBCにおけるデータアクセス

O/Rマッピング連携(Hibernate)

O/Rマッピング連携(JPA)

O/Rマッピング連携(MyBatis)

Object/XMLマッピング連携

WebMVC機能

MVCフレームワーク

アノテーション付きコントローラ

Functional Endpoints

×

URIリンク

Cross-Origin Resource Sharing(CORS)

×

Viewテクノロジ

HTTPキャッシング

HTTP/2サポート

WebSecurity連携

×

WebSocket連携

フレームワーク連携(JavaServer Faces)

×

フレームワーク連携(Struts)

×

フレームワーク連携(Tapestry)

×

インテグレーション

REST

リモーティング

EJB連携

Java Message Service(JMS)

×

Java Management Extensions(JMX)

×

Jakarta Connectors/Common Client Interface(CCI)

×

Eメール

×

タスク実行・スケジューリング

×

Cache機能

言語

Kotlin

×

Groovy

×

動的言語サポート

×

○:使用可能な機能です

×:未サポートの機能です

WebFlux機能は“2.3.5 WebFlux機能”を参照してください。

また、Interstage Business Application Serverで利用する場合、以下の点で考慮が必要です。

項番

考慮点

詳細内容

1

データベースとの接続

データベースとの接続はJNDIを使用してデータソースに接続してください。

詳細は“2.5.3 データソースの登録”を参照してください。

2

O/Rマッピング連携(Hibernate)

本製品ではHibernateライブラリを提供していないため、Hibernate を使用する場合は、Hibernateライブラリを入手する必要があります。Spring Frameworkは以下のHibernateに対応しています。

Hibernate-core: 5.2.0.Final ~ 5.4.28.Final

3

Object/XMLマッピング連携

Object/XMLマッピング連携は以下の機能との連携をサポートしています。

  • JAXB

4

JavaScript Object Notation(JSON)

jacksonライブラリを使用する場合は、Webクラスローダへの委譲モデルを後に行うように変更してください。Webクラスローダの委譲モデルの変更については、GlassFish application deployment descriptor (glassfish-web.xml)でします。詳細については、“Interstage Application Server GlassFish設計・構築・運用ガイド”の“Webクラスローダの委譲モデルの変更”を参照してください。

5

リモーティング方式

以下に記載するリモーティング方式をサポートします。

  • HttpInvoker

  • JmsInvoker

6

クラスパスの設定方法

クラスパス設定サポート用のjarファイルを用意してあります。これを利用することで、将来的にライブラリの変更があってもアプリケーションのリビルドは必要ありません。

詳細は“2.4.2 アプリケーションのクラスパスの設定”を参照してください。

7

EntityManagerFactoryの設定方法

O/Rマッピング連携(JPA)を使用する場合は、LocalContainerEntityManagerFactoryBeanを使用してください。

詳細は“2.3.3.5 O/Rマッピング連携(JPA)”を参照してください。