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Interstage Business Application Server 運用ガイド(高信頼性ログ編)
FUJITSU Software

E.4.2 共用ディスクのディスククラス選択

複数のディスククラスを登録する場合は、手順1~3を複数回実施してください。

  1. [AdditionalDiskClass]を選択します。

  2. ディスククラス(ここでは、[class0001])を選択します。

  3. ディスククラスのMONITORONLY属性を設定します。

    MONITORONLY属性は、ディスククラスが故障した際のフェイルオーバの有無を決定します。“yes”を設定するとフェイルオーバしません。なお、ディスククラスの属性を使用しているSymfowareのパッケージによって異なります。使用している製品に応じて以下のように設定してください。

    • 高信頼性ログ機能のインストール時に、メモリ空間に64bitを指定した場合

      アーカイブログ運用を行っている場合は、アーカイブログファイルを配置するディスククラスのMONITORONLY属性を“no”に設定します。アーカイブログ運用を行っていない場合は、テンポラリログファイル(インデックス域、BIログ域およびAIログ域)を配置しているディスククラスのMONITORONLY属性を“no”に設定します。

      以下にアーカイブログ運用時のMONITORONLY属性の設定例を示します。

      ディスククラス

      用途

      MONITORONLY属性

      class0001

      RDBディクショナリ

      yes

      class0002

      RDBディレクトリファイル

      yes

      class0003

      データベーススペース

      yes

      class0004

      アーカイブログファイル

      no

      class0005

      ログ管理ファイル、
      ログインデックス域、
      BIログ域、AIログ域、
      ロググループ管理ファイル、
      インダウトログ域

      yes

      MONITORONLY属性のデフォルトは、“no”となっています。

      注意

      運用中の資源復旧機能は、高信頼性ログ機能をインストールした時、メモリ空間に64bitを指定した場合に利用できる機能です。
      運用中の資源復旧機能の利用時には、復旧対象の資源を配置しているディスククラスのMONITORONLY属性を“Yes”に設定する必要があります。


    • 高信頼性ログ機能のインストール時に、メモリ空間に32bitを指定した場合

      データベーススペースを配置しているディスククラスのMONITORONLY属性を“yes”に設定します。その他の資源についてはMONITORONLY属性を“no”に設定します。


      以下にMONITORONLY属性の設定例を示します。

      ディスククラス

      用途

      MONITORONLY属性

      class0001

      RDBディクショナリ

      no

      class0002

      RDBディレクトリファイル

      no

      class0003

      データベーススペース

      yes

      class0004

      アーカイブログファイル

      no

      class0005

      ログ管理ファイル、
      ログインデックス域、
      BIログ域、AIログ域、
      ロググループ管理ファイル

      no

      MONITORONLY属性のデフォルトは、“no”となっています。


    MONITORONLY属性を“no”に設定する場合

    1. [SAVE+RETURN]を選択します。

    MONITORONLY属性を“yesに設定する場合

    1. [MONITORONLY]を選択します。

    2. [SAVE+RETURN]を選択します。


    3. 以下の画面で、設定した値の確認をしてください。