テンポラリログファイルの作成時に指定した、ログインデックス域、BIログ域、AIログ域を異なるローデバイスに作成することによって、ローデバイスへの負荷を分散することができます。
テンポラリログファイルの作成時に指定した、ログインデックス域、BIログ域、AIログ域を異なるファイルに作成することによって、ファイルへの負荷を分散することができます。
ローデバイス、ファイルの変更は、以下の運用形態により異なります。
アーカイブログ運用を行っている場合
アーカイブログ運用を行っていない場合
■アーカイブログ運用を行っている場合
ローデバイス、ファイルを変更する場合は、テンポラリログファイルを再作成します。
このとき、Symfoware/RDBは正常停止状態でなければなりません。テンポラリログファイルの再作成は、rdblogコマンドで行います。
参照
rdblogコマンドの指定方法の詳細は、“Interstage Business Application Server リファレンス”を参照してください。
媒体の変更は、以下の手順で行います。
ローデバイスの作成
テンポラリログファイルの状態確認
テンポラリログファイルの再作成
1) ローデバイスの作成
新しくテンポラリログファイルを作成するためのローデバイスを作成します。既存のローデバイスを利用する場合は、この操作は不要です。
2) テンポラリログファイルの状態確認
rdblogコマンドのVオプションおよびtオプションで、テンポラリログファイルの状態が未使用(Statusが“---”)であることを確認します。
3) テンポラリログファイルの再作成
テンポラリログファイルの再作成は、rdblogコマンドのGオプション、tオプションおよびrオプションで行います。
例
ログインデックス域を/dev/rdsk/c1t0d0s1、BIログ域を/dev/rdsk/c1t0d0s3、AIログ域を/dev/rdsk/c1t0d0s4に作成し、負荷分散する場合
$ rdblog -G -t -r -c 10M /dev/rdsk/c1t0d0s1 /dev/rdsk/c1t0d0s3 /dev/rdsk/c1t0d0s4 30M 30M 20 |
ログインデックス域を/dev/raw/raw11、BIログ域を/dev/raw/raw13、AIログ域を/dev/raw/raw14に作成し、負荷分散する場合
$ rdblog -G -t -r -c 10M /dev/raw/raw11 /dev/raw/raw13 /dev/raw/raw14 30M 30M 20 |
ログインデックス域をD:\SFWD\RDB\USR\LOG\TMPLOG1、BIログ域をD:\SFWD\RDB\USR\LOG\TMPLOG2、AIログ域をD:\SFWD\RDB\USR\LOG\TMPLOG3に作成し、負荷分散する場合
> rdblog -G -t -r -c 10M D:\SFWD\RDB\USR\LOG\TMPLOG1 D:\SFWD\RDB\USR\LOG\TMPLOG2 D:\SFWD\RDB\USR\LOG\TMPLOG3 30M 30M 20 |
■アーカイブログ運用を行っていない場合
ローデバイス、ファイルを変更する場合は、既存のテンポラリログファイルを削除したあと、作成します。このとき、Symfoware/RDBは正常停止状態でなければなりません。テンポラリログファイルの削除および作成は、rdblogコマンドで行います。
参照
rdblogコマンドの指定方法の詳細は、“Interstage Business Application Server リファレンス”を参照してください。
媒体の変更は、以下の手順で行います。
テンポラリログファイルの削除
ローデバイスの作成
テンポラリログファイルの作成
1) テンポラリログファイルの削除
既存のテンポラリログファイルの削除は、rdblogコマンドのDオプションおよびtオプションで行います。
例
現在のテンポラリログファイルを削除する場合
$ rdblog -D -t |
> rdblog -D -t |
2) ローデバイスの作成
新しくテンポラリログファイルを作成するためのローデバイスを作成します。既存のローデバイスを利用する場合は、この操作は不要です。
3) テンポラリログファイルの作成
テンポラリログファイルの作成は、rdblogコマンドのGオプションおよびtオプションで行います。
例
ログインデックス域を/dev/rdsk/c1t0d0s1、BIログ域を/dev/rdsk/c1t0d0s3、AIログ域を/dev/rdsk/c1t0d0s4に作成し、負荷分散する場合
$ rdblog -G -t -c 10M /dev/rdsk/c1t0d0s1 /dev/rdsk/c1t0d0s3 /dev/rdsk/c1t0d0s4 30M 30M 20 |
ログインデックス域を/dev/raw/raw11、BIログ域を/dev/raw/raw13、AIログ域を/dev/raw/raw14に作成し、負荷分散する場合
$ rdblog -G -t -c 10M /dev/raw/raw11 /dev/raw/raw13 /dev/raw/raw14 30M 30M 20 |
ログインデックス域をD:\SFWD\RDB\USR\LOG\TMPLOG1、BIログ域をD:\SFWD\RDB\USR\LOG\TMPLOG2、AIログ域をD:\SFWD\RDB\USR\LOG\TMPLOG3に作成し、負荷分散する場合
> rdblog -G -t -c 10M D:\SFWD\RDB\USR\LOG\TMPLOG1 D:\SFWD\RDB\USR\LOG\TMPLOG2 D:\SFWD\RDB\USR\LOG\TMPLOG3 30M 30M 20 |