DSI定義では、必要なエントリ数分のデータベーススペースを指定します。
割付け対象には、DATAを指定します。スペース割付け句で指定する割付け対象は、表のDSIのデータ部にスペースを割り付けるという意味です。
割付け先のデータベーススペース指定は、2つ以上のデータベーススペース名を、括弧で囲んで指定する必要があります。ここで指定したデータベーススペース名の数が、DSIのエントリ数になります。1つの割付け要素について、同じデータベーススペースを2回以上指定することができます。
割付け量は1つのエントリに対するものです。個々の割付け量はENTRYSIZEで指定した値となります。割付け量はページ長の2倍以上を指定する必要があります。たとえば、データ部のページ長が2キロバイトの場合、1つのエントリに対する割付け量は4キロバイト以上になるように指定します。
また、DSI分割を行う場合にはUSING句でDSI分割対象の列名に対する値を指定してください。
■定義例
定義例は、以下の条件を前提としています。
ページサイズは32キロバイトで利用する(推奨)
エントリごとにデータベーススペースを分けることで、危険分散を行う
1つのエントリサイズは10メガバイトとし、エントリは4つ作成する
エントリ満杯時にログの上書きはしない
例1(DSI分割を行わない場合)
業務ログを格納する業務ログ表の表のDSIを定義します。
CREATE DSI 業務ログDSI DSO 業務ログDSO ALLOCATE DATA ON (DBSP_1,DBSP_2,DBSP_3,DBSP_4) ENTRYSIZE 10M; |
例2(DSI分割を行う場合)
業務ログを格納する業務ログ表の表のDSIを定義します。
CREATE DSI 業務ログDSI DSO 業務ログDSO USING(70,90) ALLOCATE DATA ON (DBSP_1,DBSP_2,DBSP_3,DBSP_4) ENTRYSIZE 10M; |
同じデータベーススペースに複数のエントリを作成する場合は、同じデータベーススペース名を複数記述することになります。なお、個々のエントリの容量は、ENTRYSIZEで指定した値となります。
指定方法の詳細は、“Interstage Business Application Server リファレンス”の“CREATE DSI文”を参照してください。