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Interstage Business Application Server 運用ガイド(高信頼性ログ編)
FUJITSU Software

1.8 クラスタ運用の概要

ここでは、クラスタシステムの特長、およびフェイルオーバ運用の特長について説明します。

クラスタシステム

クラスタシステムとは、複数のコンピュータ(以降、ノードと呼びます)を高速インタコネクトで結合して、高可用性と処理能力の拡張を実現するシステムです。クラスタシステムを構築することにより、複数のノードを単一システムのように稼動させ、大量データ処理および多トランザクション処理を可能にします。

フェイルオーバ運用

フェイルオーバ運用を実現し、これにより可用性の高いシステムを構築することができます。

フェイルオーバ運用は、クラスタシステムにおいて1台のノードに異常が発生した場合、そのノード(運用システム)で稼動していた業務を別のノード(待機システム)に引き継ぐ機能です。フェイルオーバを実現するための機能には、以下の2つがあります。

クラスタシステムおよびフェイルオーバ運用の詳細は、“第11章 クラスタシステム”を参照してください。

注意


Linuxでフェイルオーバ運用を使用できるのは、64ビットOSの場合だけです。