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Interstage Business Application Server リリース情報
FUJITSU Software

2.1.5 Symfoware/RDBにおける変更

LIKE述語の構文解析時に出力されるJYPメッセージの内容変更

Interstage Business Application Server V9.1.0以降に同梱されるSymfoware/RDBまたはSymfoware Server V9.0以降のバージョン(注)では、LIKE述語における暗黙的な型変換機能の強化として、照合値に指定可能なデータ型の範囲が拡大されることにより、LIKE述語の照合値、パターン、エスケープ文字に指定できない値式のデータ型を指定した場合に出力される、JYP7165Eのメッセージ内容が異なります。

  

バージョン・レベルが9.0.0以前

バージョン・レベルが9.1.0以降

JYP7165Eのメッセージ本文

LIKE述語の照合値、パターン、エスケープ文字のデータ型が文字列型、または各国語文字列型ではありません。

LIKE述語の照合値、パターン、エスケープ文字に指定した値式のデータ型に誤りがあります。

注)Symfoware Server V8.0をお使いの場合は、上記の内容変更はありません。

各国語文字列型への半角カタカナ格納のエラー通知

Interstage Business Application Server V9.1.0以降に同梱されるSymfoware/RDBまたはSymfoware Server V9.0以降のバージョン(注)では、rdbsloaderコマンドでテキスト形式の入力ファイルを指定した場合、データベースの文字コード系がEUCコードまたはShift_JISコードで、各国語文字列型の列に半角カタカナを格納しようとした場合に、従来正常終了していたものがエラー通知されるようになります。

  

バージョン・レベルが9.0.0以前

バージョン・レベルが9.1.0以降

各国語文字列型への半角カタカナ格納のエラー通知

rdbsloaderコマンドでテキスト形式の入力ファイルを指定した場合、データベースの文字コード系がEUCコードまたはShift_JISコードであるにもかかわらず、各国語文字列型の列に半角カタカナを格納していました(P番号PG49764により修正されており、これを含む緊急修正を適用していない場合に該当します)。

rdbsloaderコマンドでテキスト形式の入力ファイルを指定した場合、データベースの文字コード系がEUCコードまたはShift_JISコードで、各国語文字列型の列に半角カタカナを格納しようとした場合にエラー通知します。

注)Symfoware Server V8.0をお使いの場合は、上記の内容変更はありません。

rdbstopコマンドのmcオプションによるコマンドの強制停止

9.1.0からrdbstopコマンドのmcオプション指定でRDBコマンドを強制終了した場合、処理時間がデータベースの規模や扱うデータ量に依存する、以下のコマンドが処理中断するようになります。

このとき、サーバプロセスでコマンド処理を実行中の場合、クライアントプロセスが停止したことを認識した旨のメッセージを、コンソールおよびRDB構成パラメタファイルのRDBREPORTで指定したメッセージログファイルに出力します。

qdg14185i: s*コマンドの処理の中断が指示されました 対象資源='t*' u*

  

バージョン・レベルが9.0.0以前

バージョン・レベルが9.1.0以降

コマンド処理

コマンド処理中にrdbstopコマンドのmcオプションにより強制停止した場合、コマンドの処理が完結するまで動作し続けます。

コマンド処理中にrdbstopコマンドのmcオプションにより強制停止した場合、コマンドの処理を中断します。 (注)

注) コマンドの実行結果に以下の変更があります。