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Interstage Business Application Server メッセージ集
FUJITSU Software

3.3.152 FSP_INTS-BAS_AP2293

FSP_INTS-BAS_AP: ERROR: 2293: There is an error in the user ID or password specified to delete the database.
FSP_INTS-BAS_AP: エラー: 2293: データベース削除権限者のユーザIDまたはパスワードに誤りがあります。

[意味]
指定されたデータベース削除権限者のユーザIDと、入力されたパスワードで、データベースに接続できませんでした。

[システムの処理]
処理を中止します。

[ユーザの対処]
Oracle利用時の固有メッセージです。

コマンドの「-u」オプションで指定したデータベース削除権限者のユーザID、または入力したパスワードを確認し、再度コマンドを実行してください。
なお、コマンドの「-u」オプションを省略した場合には、sysユーザが使用されます。
パスワードの入力に誤りがない場合は、以下の点について確認してください。

認証方式

対処方法

OS認証

OSログインユーザが、Oracleソフトウェア所有者であることを確認してください。

パスワードファイル認証

データベース削除権限者が、Oracleパスワードファイルに登録されていることを確認してください。

Oracleパスワードファイルにデータベース削除権限者が登録されている場合は、環境削除対象のインスタンス上に作成されたデータベースにデータベース削除権限者が登録され、DBA権限を所有していることを確認してください。

初期化パラメタファイルの項目“REMOTE_LOGIN_PASSWORDFILE”にEXCLUSIVEまたはSHAREDが設定されている場合は、パスワードファイル認証を利用していることになります。

環境削除対象となるデータベースの初期化パラメタファイルが格納されているディレクトリ(通常、$ORACLE_HOME/dbsディレクトリです)にorapw{SID}名のパスワードファイルが存在することを確認してください。
ファイルが存在しない場合は以下の手順でパスワードファイルを作成してください。

  1. OSユーザとしてOracleユーザ(Oracleソフトウェア所有ユーザ)でログインしてください。

  2. 対象となるデータベースのインスタンスの停止を行ってください。

  3. Oracleが提供するorapwdコマンドを利用しパスワードファイルを作成してください。

  4. インスタンスの起動を行ってください。

  • JDBCドライバが正しく設定されていない可能性があります。正しいJDBCドライバのパスを環境変数設定ファイルのCLASSPATH、または、ユーザ環境変数のCLASSPATHに設定してください。

  • 環境変数設定ファイルのCLASSPATH、および、ユーザ環境変数のCLASSPATHの両方が設定されている場合には、環境変数設定ファイルのCLASSPATHが優先されます。環境変数設定ファイルのCLASSPATHに正しいバージョンのJDBCドライバが設定されていることを確認してください。

注意

“apfwcrtdbenvコマンド”または“apfwcrtapenvコマンド”を使用して環境を作成したあとで、本エラーメッセージが出力された場合、“Interstage Business Application Server トラブルシューティング”の“データベース環境セットアップコマンド実行時の異常”または“アプリケーションサーバ環境セットアップコマンド実行時の異常”を参照して、異常原因を特定してください。