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Interstage Business Application Server チューニングガイド
FUJITSU Software

3.1.1 エントリサイズの見積り式

エントリの退避間隔内に発生する最大データ量(件数)からエントリサイズを見積もります。エントリの退避間隔は、ディスク容量やデータの最新性などの業務要件から設計してください。

注意

  • 退避間隔内に切り替えが発生する運用の場合は、エントリの退避間隔内の最大データ量を退避間隔内の切り替え回数で割った値(以上)が1個のエントリサイズとなります。

  • 退避したデータの最新性を求められる運用の場合、1つのエントリサイズを小さく、エントリ数を多くして、退避間隔を短く設計します。

  • エントリサイズはトランザクションで出力するログが複数のエントリにまたがらないように見積もってください。

  • 運用を効率的に行うために、エントリサイズは小さすぎる容量にはしないでください。以下を最小値として検討されることをお勧めします。

    エントリサイズ > 最大トランザクション内に発生するログ量
    最大トランザクション内に発生するログ量:業務で最も長いトランザクション内で発生する全アプリケーションのログ件数 × 出力するログ長

  • 退避間隔内に発生する最大データ量分の退避領域の見積りが必要です。