同期アプリケーション連携実行基盤は、処理の実行を要求するクライアントアプリケーションと、要求された処理を実行する業務から構成されます。クライアントアプリケーションと業務は、同一のサーバ上で動作させることを推奨します。
ライブラリ形式の複数のサーバアプリケーションを1つのグループ(業務)として同期アプリケーション連携実行基盤に定義することによって、アプリケーションを連携させ、一連の業務処理を実現します。
サーバアプリケーションからC言語のクライアントAPIを使用することで、さらに別の業務と連携させることもできます。
同期アプリケーション連携実行基盤では、以下の機能を提供します。
アプリケーション実行制御
サーバアプリケーションの実行について、以下の制御を行います。
初期処理/終了処理/前処理/後処理/エラー処理/トランザクション後メッセージ編集処理
トランザクションとリトライ制御
C言語またはCOBOLアプリケーションの呼出し
業務共通制御の呼出し
COBOL実行環境の開設・閉鎖
ライブラリのロード
クライアントAPI
クライアントアプリケーションから同期アプリケーション連携実行基盤を呼び出すためのJava用のクライアントAPIおよび、サーバアプリケーションからさらに別のサーバアプリケーションを呼び出すためのC言語用のクライアントAPIです。
ログ出力
アプリケーションの処理状況や、異常発生時のトラブル状況を出力します。また、アプリケーション呼出しから応答までの性能情報を、リクエスト単位で出力します。出力するログには、以下の種類があります。
システムログ
性能ログ
ワークユニット
同期アプリケーション連携実行基盤は、CORBAワークユニット上で動作します。CORBAワークユニットで提供される機能をそのまま利用できます。
それぞれについて、以下に説明します。