アプリケーションの構造を規定するフレームワークです。Apcoordinatorで作成するWebアプリケーション、EJBセションBeanで共通に使用される機能を提供します。
あるJVMで実行中のオブジェクトが、別のJVMで実行中のオブジェクトを呼び出すための技術です。オブジェクト間の通信には、分散オブジェクトモデルであるCORBAが使用するプロトコルが用いられます。RMI-IIOPはEnterprise JavaBeansで使用されています。
データ項目の転記や範囲チェックの処理を外付けのファイルにXML形式で記述し、実行する機能です。XMLファイルには、各データ項目について、データの範囲、文字列のパターンなどの仕様を記述します。
タグの属性です。下記の例では、idとclsをアトリビュート名、"body"と"somePackage.someBean"をアトリビュート値と呼びます。
<uji:useBean id="body" cls="somePackage.someBean" />
画面部品タグは、繰り返し数やデータを画面部品インターフェイスを通してデータBeanに問い合わせます。表ではTableModel、ツリーではTreeNodeまたはTreeModel、リストではListModelの各インターフェイスを利用します。
Apcoordinatorでは、アプリケーション中でビジネスクラス名やJSPファイル名を直接指定せずに、関係定義ファイルを用いて間接的に指定します。関係定義ファイルにはコマンドマップとページマップがあります。
フィールドタグやコレクションタグにおいて、入力や表示を行なうデータが格納されるクラスです。表示時に使用される属性(色やフォントなど)を設定することも可能です。データを持つタグに対応して用意されています。
クライアントからApcoordinatorのアプリケーションを呼び出す際は、アプリケーションに実行させたい処理をコマンドで指定します。 Apcoordinatorはクライアントからのリクエストに対してどのビジネスクラスのメソッドを呼ぶかを、コマンドに従って選択します。
ディレクティブはJSPがJavaに変換されるときに使用される情報を指定します。Page、taglib、includeなどのディレクティブがあります。ディレクティブは <%@ と %> で囲んでJSPに記述します。
Apcoordinatorで作成したEJBセションBeanを呼び出す際に、データBeanをjava.util.HashMapクラスに変換して送信する機能です。セションBeanでは不要なデータを削除して通信量を減らすために使用できます。
1つのデータBeanが複数の入出力ページに関連付けられる場合、表示モードによってどの入出力ページを表示するか選択します。ビジネスクラスでDataBeanクラスのsetVerbメソッドによって設定します。
Unicode仕様においてFFFF(16進数表記)より大きいコードポイントを持つ文字を補助文字と呼びます。UTF-16では、FFFF(16進数表記)以下のコードポイントを持つ文字は16ビットで表現されますが、補助文字は16ビットの値2個のペア(合計32ビット)で表現されます。また、このペアを構成する各々の16ビットの値をサロゲートと呼びます。日本語の文字については、JIS X 0213:2004 (JIS2004)において、第3水準、第4水準の文字の一部が補助文字となっています。
入出力ページを結合して画面を作成する場合に、入出力ページをどこに配置するかを領域名に従って決めます。制御ページでは、uji:includeタグで領域を作成します。ビジネスクラスはDispatchContextクラスのsetResponseBeanメソッドで領域にデータBeanを対応付けます。