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 Apcoordinatorユーザーズガイド
FUJITSU Software

21.1 概要

EJBを利用したアプリケーションの開発は以下の2つに分けられます。どちらもApcoordinatorを利用できます。

アプリケーションに共通の注意事項

Apcoordinatorで作成するセションBeanは以下の構成要素からなります。

ビジネスクラス

セションBeanで行う処理を実行するJavaのクラスです。

コマンドマップ

データBeanクラスとコマンド名の組に対し、呼び出されるビジネスクラスのメソッドを対応付けるファイルです。

セションBeanクラス

クライアントからの呼び出しを受け付け、Apcoordinatorに処理を依頼するクラスです。

ビジネスインターフェイス

EJBオブジェクトのメソッドを呼び出すためのインターフェイスです。EJBクライアントによって使用されます。


以下は必要に応じて作成します。

データBean

クライアントからセションBeanへ入力されるデータとして、または、セションBeanからクライアントへ返されるデータとして使用されるJavaのクラスです。

セションクラス

セションを通して使われるデータを保持します。アプリケーション独自の情報をセションクラスに記憶させたい場合は、ユーザー定義のセションクラスを作成します。

アプリケーションクラス

同一のJavaVM上で動作するセションBeanが共有するデータを保持します。アプリケーション独自の情報をアプリケーションクラスに記憶させたい場合は、ユーザー定義のアプリケーションクラスを作成します。

ファクトリクラス

アプリケーションクラスやセションクラスのインスタンスを作成するクラスです。ユーザー定義のアプリケーションクラスやセションクラスを使用する場合に、ユーザー定義のファクトリクラスを作成する必要があります。


Apcoordinatorで作成したセションBeanの動作の概略については、20.4.1 Apcoordinatorで作成したセションBeanの呼び出しを参照してください。

EJBを呼び出すプログラムの作成方法については21.3 EJBの呼び出しを参照してください。