本製品が推奨する開発環境については、リリース情報を参照ください。
以下では、Eclipseを用いて従来資産を移行、改造する手順について説明します。また、Apcoordinatorの定義ファイルの仕様については、本マニュアルのそれぞれのリソースの説明およびリファレンスマニュアルの該当箇所を参照してください。
開発ツールの操作は、ツールの説明を参照してください。
アプリケーション資産の移行は、以下の手順で実施します。
プロジェクトの作成
ビルド向けクラスパス設定
アプリケーション資産移行
タグライブラリ組み込み
ビルド
動作確認
プロジェクトの作成
新規に動的Webプロジェクトを作成します。動的Webモジュールのバージョンは以下のいずれかを指定します。
2.3 または、 2.4 または、 2.5
プロジェクト名は既存のプロジェクト名と同じにしておくと作業誤りが少なくなります。
ビルド向けクラスパス設定
Apcoordinatorの開発環境が提供するuji.jarをプロジェクトのビルドパスに追加します。uji.jarは開発環境のインストールディレクトリーの以下に格納されています。
[開発環境格納ディレクトリー]\APC\lib
また、本製品のアプリケーションサーバーが提供するJavaライブラリおよび必要に応じてServletのライブラリをビルドパスに追加します。
アプリケーション資産移行
プロジェクトのソース格納ディレクトリーに必要なパッケージを作成します。それぞれのパッケージに移行元のJavaソースファイルを複写します。また、WebContentフォルダに移行元のJSPファイル、およびApcoordinatorの定義ファイルをフォルダ毎複写します。
タグライブラリ組み込み
「アプリケーション資産移行」により、Apcoordinatorが提供するタグライブラリも複写されます。
新規に開発する場合はタグライブラリを以下から複写します。
[開発環境格納ディレクトリー]\APC\lib
ビルド
上述の作業により、ビルドエラーが存在しないことを確認します。ビルドエラーがある場合は、エラーメッセージを確認し、エラーを解消します。
動作確認
作成したwarファイルを実行確認環境に配備し、動作確認します。
注意
開発ツールにはApcoordinator固有のチェック機能を持ちません。このため、新規にプロジェクトを作成する際、Apcoordinatorに依存した動的Webモジュールのバージョンは開発者がチェックする必要があります。