Webcoordinatorアプリケーションで使用する利用者オブジェクトは、それぞれリクエストやセションに従ったライフサイクルを持ちます。
アプリケーションは、クライアントからHTTPリクエストが送られることにより起動します。Webサーバーは各クライアントにひとつセションを作成します。クライアントから一定時間アクセスがなければタイムアウトとなり、セションが終了します。全てのセションが終了し、さらに一定時間が経過すると、アプリケーションが終了します。
最初にアプリケーションが起動されたときにインスタンスが作成されます。別々のセション間で同一のインスタンスが共有されます。インスタンスが削除されるタイミングはアプリケーションサーバーに依存します。
セションが開始されたあと、タイムアウトでセションが終了するまで同じインスタンスが使用されます。
init()メソッドでtrueを返すビジネスクラスは、最初にクラスが呼ばれたときに作成され、セションが終了するまで同じインスタンスが使われます。
init()メソッドでfalseを返すビジネスクラスは、リクエスト処理のメソッドが呼ばれている間のみ利用可能です。
uji:useBeanタグでrequest=trueと指定したデータBeanは次のリクエストまでインスタンスが保持されます。次のリクエストで同じクラスのデータBeanが利用されたときは同じインスタンスが再利用されます。
uji:useBeanタグでrequest=falseと指定したデータBeanは、クライアントへの返信後破棄されます。