記述形式
[作成の場合] |
機能説明
mjrmtjob(リモートマシン上のコマンド/シェルスクリプト実行コマンド)で使用するキーペア(公開鍵/秘密鍵)を作成/設定・削除します。
createおよびgetkeyの場合は、公開鍵を指定されたディレクトリに出力します。
オプション
create
本コマンドの実行ユーザ、または-uオプションで指定したユーザのキーペアを作成してシステムに設定し、公開鍵(ユーザ名.mjeskey.pub)を出力します。
-k 公開鍵格納ディレクトリ
公開鍵の格納ディレクトリを64バイト以内のフルパスで指定します。
半角英数字、記号(\.:-_)が使用できます。
-u ユーザ名
キーペアの対象のユーザ名を指定します。任意のユーザを64バイト以内で指定します。半角英数字、記号(.:-_)が使用できます。
本コマンドをシステム管理者(Administratorsグループに属するユーザ)が実行する場合のみ指定可能です。
Active Directoryを利用している場合は、ローカルアカウントは指定できません。
また、ユーザプリンシパル名を指定することはできません。
本オプション省略時、キーペアの対象ユーザは、コマンドの実行ユーザになります。
delete
システムに設定されたキーペアを削除します。
getkey
システムにキーペアが設定されている場合に公開鍵(ユーザ名.mjeskey.pub)を出力します。公開鍵を誤って削除した場合などに利用します。
chkkey
システムにキーペアが設定されているか確認します。
復帰値
復帰値 | 意 味 |
---|---|
0 | コマンド処理が正常に終了しました。 |
0以外 | コマンド処理が正常に終了しませんでした。エラーメッセージが出力されます。 |
コマンド格納場所
Windows | Systemwalker Operation Managerインストールディレクトリ\MpWalker.JM\bin |
注意事項
本コマンドは、mjrmtjobコマンドでリモートマシン上に配置されたコマンドまたはスクリプトを実行する場合に、事前設定で使用するコマンドです。それ以外の用途には使用できません。
キーペアが既に設定されている状態で、再度、本コマンドをcreateで実行した場合、エラーとなります。更新したい場合は、deleteで削除してからcreateを実行してください。
Systemwalker Operation Manager環境設定クライアントの[運用情報の定義]ウィンドウにおいて、[ジョブを所有者の権限で実行する]を指定していないサブシステムについては、システム管理者でmjkeygenコマンドを実行して、ジョブ実行制御のログオンアカウント(デフォルトはSYSTEM)に対応するキーペアを作成して利用してください。
使用例
[一般ユーザが実行]
キーペアを作成して設定する例
mjkeygen create -k D:\temp |
キーペアを削除する例
mjkeygen delete |
既に設定済みの公開鍵を取得する例
mjkeygen getkey -k D:\temp |
キーペアが設定済みか確認する例
mjkeygen chkkey |
[システム管理者が実行]
システム管理者がユーザ:SYSTEMのキーペアを作成し設定する例
mjkeygen create -k D:\temp -u SYSTEM |
システム管理者がユーザ:SYSTEMのキーペアを削除する例
mjkeygen delete -u SYSTEM |
システム管理者が既に設定済みのユーザ:SYSTEMの公開鍵を取得する例
mjkeygen getkey -k D:\temp -u SYSTEM |
システム管理者がユーザ:SYSTEMのキーペアが設定済みか確認する例
mjkeygen chkkey -u SYSTEM |
出力例
キーペアが設定済みの状態で、“mjkeygen chkkey”を実行した場合
exist |
キーペアが未設定の状態で、“mjkeygen chkkey”を実行した場合
not exist |