記述形式
jobschrestexec 接続情報ファイル |
機能説明
REST実行ジョブで呼び出されるコマンドです。
RESTインタフェースが提供されているクラウドサービス上のジョブ(API)の実行/完了待ち合わせ/強制終了を行います。
実行依頼したジョブのレスポンス結果のキーの値をジョブネット変数に設定し、後続ジョブと連携できます。
オプション
接続情報ファイル
復帰値
復帰値 | 意味 |
---|---|
0 | 正常終了。 |
1 | コマンドの実行時の引数に誤りがあります。 |
2 | 接続情報ファイルのパラメタ設定値に誤りがあります。 |
3 | コマンドの実行時に行うファイル操作に失敗しました。 |
4 | 指定された接続先URLへのHTTPリクエストが失敗しました。 |
5 | 指定された接続先URLへのHTTPリクエストがタイムアウトしました。 |
6 | リクエストの完了待ち合わせがタイムアウトしました。 |
7 | リクエストの実行結果が指定された正常終了値ではありません。 |
8 | リクエストのレスポンス結果の解析に失敗しました。 |
9 | Systemwalker Operation Managerのジョブとして登録されていないため、実行されませんでした。 |
10 | 認証情報の取得に失敗しました。 |
99 | 内部エラーが発生しました。 |
コマンド格納場所
Windows | Systemwalker Operation Managerインストール先ディレクトリ\MpWalker.JM\bin |
Linux | /usr/bin |
使用例
接続情報ファイルのパスが/connectionfiles/connectioninfo.jsonの場合のジョブの定義例を以下に示します。
jobschrestexec /connectionfiles/connectioninfo.json |
実行結果/出力形式
クラウドサービス上のジョブへ実行依頼をした場合の出力例
HttpStatusCode=200 |
実行依頼したクラウドサービス上のジョブの完了を待ち合わせる場合の出力例
HttpStatusCode=200 |
HttpResHeader、HttpResBody、ChkResultHttpResHeader、ChkResultHttpResBodyは、レスポンスの出力先の指定がない場合は出力されません。
レスポンス結果の指定キーをジョブネット変数に設定する指定をした場合、以下の形式で出力されます。
指定のジョブネット変数名=レスポンス結果の指定のキーの値
注意事項
本コマンドは、Systemwalker Operation Managerのジョブ(REST実行ジョブ)として登録された場合にだけ実行することができます。コマンドプロンプトから直接実行するなど、Systemwalker Operation Managerのジョブ以外の方法で実行することはできません。
実行依頼したクラウドサービス上のジョブの完了の待ち合わせは、クラウドサービス側に実行ジョブの結果取得用APIが提供されている場合のみ可能です。
REST実行ジョブの強制終了に合わせた、クラウドサービス上の実行中のジョブの強制終了は、クラウドサービス側に実行ジョブの強制終了用APIが提供されている場合のみ可能です。
強制終了リクエストをしない設定でREST実行ジョブを強制終了した場合、REST実行ジョブは強制終了されますが、実行中のクラウドサービス側のジョブは強制終了されません。
以下は、APIのContent-Type が application/jsonの場合のみ可能です。
実行依頼したクラウドサービスのジョブの完了待ち合わせ
REST実行ジョブの強制終了に合わせたクラウドサービス上のジョブの強制終了
レスポンス結果のジョブネット変数設定によるジョブ間連携
HTTPレスポンスヘッダや HTTPレスポンスボディの内容は、標準出力には出力されません。接続情報ファイルに出力結果ファイルのパスを指定することでファイル出力できます。
HTTPリクエストのステータスコードが200番台以外の場合、REST実行ジョブはHTTPリクエスト失敗のエラーとなります。
強制終了リクエストをする設定の場合、強制終了リクエスト失敗時にはシステムログを出力し、管理者に異常を通知します。
強制終了リクエストをする設定の場合でも、クラウドサービス上のジョブ実行依頼後にREST実行ジョブが何らかの原因で異常終了した場合、クラウドサービス上のジョブの強制終了は保証されません。
本コマンドは、ネットワークジョブや分散実行ジョブで実行することはできません。