[詳細]
「帳票一覧の印刷」画面、または「帳票表示」画面で、印刷ダイアログボックスの印刷範囲に「すべて」または「ページ指定」を選択し、インパクトVSPプリンタに印刷する。
[発生するVL]
Windows版全VL、Solaris版全VL、Linux版全VL
[原因]
List Worksの仕様です。
[対処]
以下の対処を行ってください。
Web連携の環境設定ファイル(ListPrint.propertiesファイル)の[everyone]セクションに、以下の設定を追加してください。
設定されたプリンタに印刷すると、印字開始原点を移動して印刷されます。
pagesetup.physicaloffset.printer*(注2)
pagesetup.physicaloffset.printer*(注2)=プリンタのプリンタドライバ名,印刷開始X原点の移動量,[印刷開始Y原点の移動量],[給紙口名]
各パラメタは、半角カンマ(,)で区切って定義します。
印刷開始原点を移動するプリンタを、プリンタの数だけ追加します。最大64個まで指定できます。
本定義は、富士通ホスト帳票にのみ有効です。
印刷するプリンタのプリンタドライバ名を、文字列で指定します。必ず指定します。プリンタ名は大文字・小文字を区別して指定します。
プリンタドライバ名の文字列が一致する条件は、前方一致です。前方一致の条件に合致するプリンタドライバ名を複数指定した場合、最初に定義したプリンタドライバ名に対する値が有効になります。
移動する印刷開始X原点を、数値(1/10ミリ単位)で指定します。必ず指定します。移動できる指定値の範囲は、-9999~9999です。0以外の値を指定した場合は、【ページ設定】ダイアログボックスの【余白】タブで指定した印刷開始X原点よりも優先されます。
なお、指定値がプリンタ側のサポート範囲を超えた場合は、プリンタ側のサポート値が最大値、最小値となります。
移動する印刷開始Y原点を、数値(1/10ミリ単位)で指定します。省略可能です。省略した場合は、0とみなします。移動できる指定値の範囲は、-9999~9999です。移動しない場合は、0を指定してください。0以外の値を指定した場合は、【ページ設定】ダイアログボックスの【余白】タブで指定した印刷開始Y原点よりも優先されます。
なお、指定値がプリンタ側のサポート範囲を超えた場合は、プリンタ側のサポート値が最大値、最小値となります。
連帳紙のほかにカット紙もサポートしているプリンタで、連帳紙を給紙したときのみ印刷開始原点を移動する場合は、連帳紙を給紙する給紙口名を文字列で指定します。給紙口名は大文字・小文字を区別して指定します。省略可能です。省略した場合は、給紙口名に依存せず印刷開始原点を移動するとみなします。
給紙口名文字列が一致する条件は、前方一致です。前方一致の条件に合致する給紙口名を複数指定した場合、最初に定義した給紙口名に対する値が有効になります。
プリンタドライバ名「VSP1」のプリンタに印刷するとき、印字開始X原点を左に17.8mm(0.7インチ)移動する。プリンタドライバ名「VSP2」のプリンタの給紙口名「トラクタ(連帳1)」から印刷するときに印字開始X原点を左に17.8mm(0.7インチ)移動する。
pagesetup.physicaloffset.printer0=VSP1,-178 pagesetup.physicaloffset.printer1=VSP2,-178,0,トラクタ(連帳1)
半角カンマ(,)で区切った定義値の途中の値は、省略できません。
例えば、印刷開始Y原点の移動量のみを省略する場合は、印刷開始Y原点の移動量に0を指定してください。
帳票を表示している画面から印刷する場合、「ページ範囲」に「選択した部分」を選択して印刷しても、本設定は有効になりません。
Web連携の環境設定ファイル(ListGateway.propertiesファイル)は、以下に格納されています。
List Worksのインストール先フォルダ\Web\property配下
対処はありません。
Windows版V10.3.0を使用している場合は、以下の緊急修正を適用した後で設定してください。
T009185WP-01以降、および、T009186WP-01以降
Windows版V10.3.0A以降を使用している場合は、緊急修正の適用は不要です。
*は、0から63の追番です。