[発生するVL]
Windows版全VL、Solaris版全VL、Linux版全VL
[原因1]
Webサーバの同時接続数を超えたアクセスがあったため、Webサーバがリクエストの受け付けで待ちが生じて、レスポンスが遅くなった。
[対処1]
以下のいずれかの対処を行ってください。
しばらく時間をおいてから再度ログインして操作してください。
以下のいずれかに該当する場合は、Webサーバの同時接続数をチューニングしてください。
以下のいずれかのバージョンレベルを使用している
Windows版 V10.3.3以前
Solaris版 V10.1.0以前
Linux版 V9またはV10.4.0(List Works)
別途購入したInterstage Application Serverを利用してWeb連携を運用している
なお、V10.4.0(List Works拡張パッケージ)で、Interstage Application Serverを利用しない運用を行っている場合は、チューニング不要です。
以下のいずれかのWebサーバを使用している場合のチューニング手順を説明します。
Interstage HTTP Server
Interstage HTTP Server 2.2
上記以外のWebサーバのチューニングについては、ご使用になっているWebサーバのマニュアルを参照してください。
「Interstage HTTP Server 2.2」サービスを停止します。
以下に格納されているhttpd.confをテキストエディタで開きます。
[Interstage Application Serverのインストール先]\F3FMahs\conf\httpd.conf
ディレクティブ「ThreadsPerChild」の値に、Webサーバの同時接続数を指定します。
httpd.confを保存してテキストエディタを閉じます。
「Interstage HTTP Server 2.2」サービスを起動します。
Webゲートウェイサーバがインストールされているサーバ機において、以下の手順でInterstage管理コンソールを起動します。
Windows版List Works V9.0.1の場合
【スタート】メニューの【Interstage】-【Interstage Web Server】-【Interstage管理コンソール】を選択します。
上記以外のWindows版List Worksの場合
【スタート】メニューの【Interstage】-【Application Server】-【Interstage管理コンソール】を選択します。
Solaris版またはLinux版の場合
Webブラウザ(*1)にWebゲートウェイサーバがインストールされているサーバのInterstage管理コンソールのURLを入力します。
管理者権限のあるユーザでログインします。
左側のフォルダツリーで、【サービス】の「+」をクリックして表示される【Webサーバ】をクリックします。
→Interstage Application Server V8以前の場合は、画面の右側に「Webサーバ : 状態」が表示されます。
→Interstage Application Server V9以降の場合は、画面の右側に「Webサーバ : 一覧」が表示されます。
「Webサーバ : 一覧」から「FJapache」をクリックすると「FJapache : 状態」が表示されます。
【停止】ボタンをクリックします。
→「状態」が停止になります。
【環境設定】タブをクリックします。
→「Webサーバ : 環境設定」または「FJapache : 環境設定」が表示されます。
【詳細設定 [表示]】をクリックします。
→詳細設定の画面が表示されます。
「詳細設定」の【クライアントの同時接続数】にWebサーバの同時接続数を入力し、画面下までスクロールして【適用】ボタンをクリックします。
【状態】タブをクリックします。
→「Webサーバ : 状態」または「FJapache : 状態」が表示されます。
【起動】ボタンをクリックします。
→「状態」が起動になります。
Interstage管理コンソールからログアウトします。
*1)Interstage 管理コンソールが使用できるWebブラウザは、Interstage Application Serverのバージョンによって、異なります。以下を参照してください。
List Worksが提供しているInterstage Application Server相当の機能を利用している場合は、“Interstage Application Server インストールガイド (List Works編)”
Interstage Application Serverを別途購入した場合は、購入されたInterstage Application Serverのマニュアル
[原因2]
帳票一覧の取得に時間がかかっている。
[対処2]
保管フォルダ内の帳票をバックアップするなどして、保管フォルダ内の帳票数を減らしてください。
また、List Worksのバージョンレベルが以下のいずれかに該当し、帳票にアクセス権を設定していない場合には、リスト管理サーバのプロパティファイル(ListServer.propertiesファイル)でsystem.list.trusties.reloadの値を「false」に設定することで、性能が改善される場合があります。
Windows版 V9.1.0以降
Solaris版 V8.0.2以降
Solaris版 V8.0.1A + 緊急修正 T003247SP-03以降
Solaris版 V8.0.1 + 緊急修正 T000965SP-05以降
Solaris版 V8.0.0 + 緊急修正 T000367SP-06以降
Linux版 V10.4.0(List Works拡張パッケージ)
プロパティファイルの詳細については、以下のマニュアル、または緊急修正の説明書を参照してください。
“環境構築手引書”
“セットアップガイド”