[発生するVL]
Windows版V10.3.2~V10.3.3
[原因]
Windowsのセキュリティ機能(ASLR:address space layout randomization)の影響により、JavaVMのヒープ域(連続したメモリ領域)の獲得に失敗した。
[説明]
JavaVMのヒープ域に連続したメモリ領域を獲得しようとしているため、「Javaのヒープ域サイズ」に900MBが設定されている場合に現象が発生しやすいです。
[対処]
以下のいずれかの対処を行ってください。
【リスト管理サーバ環境設定】ダイアログボックスの【接続】タブの「Javaのヒープ域サイズ」を900MBから512MBに変更し、システムを再起動してください。
本事象が発生したときに検知できるように、以下のレジストリのキーの値に「1」を適用し、システムを再起動してください。
レジストリの操作については、“レジストリのキーの操作について”を参考にしてください。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Fujitsu\ListWORKS\CurrentVersion\ListServer\Setup
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\FUJITSU\ListWORKS\CurrentVersion\ListServer\Setup
TraceMode
DWORD値
0:ログを出力しません。(初期値)
1:ログを出力します。
レジストリのキーの値に「1」を適用すると、現象発生時にログファイルにエラーメッセージが出力されます。
システムの再起動を自動化したい場合は、ログファイルに出力されるエラーメッセージを監視してください。
List Worksのインストール先フォルダ\Log\lwjstdout.txt
yyyy/mm/dd hh:mm:ss.xxx List Works Start Error occurred during initialization of VM Could not reserve enough space for 921600KB object heap