[詳細]
このとき、同じ画面に以下も表示されます。
名前 f5cwwpti.cab 発行元 不明な発行者
[発生するVL]
Windows版:V10.3.2~V10.3.3、かつ
2017年4月1日以降の提供されたActiveXモジュールをダウンロードする場合
[原因]
署名済みモジュールの署名検証に失敗している。
[説明]
署名済みモジュールの実行時には署名検証が行われますが、実行環境で以下のいずれかの場合に検証に失敗することが報告されています。
オフライン環境で実行したため、証明書失効リスト確認ができなかった
署名検証に必要な(ルート証明書等の)更新プログラムが入っていなかった
シマンテック社(ベリサイン社)の高権限モジュール用証明書が変更されたため、ルート証明書に以下が必要になりましたが、インストールされていないことが原因と考えられます。
VeriSign Universal Root CA (Common Name = VeriSign Universal Root Certification Authority)
[対処]
以下の手順で、本問題に相当することを確認してください。(以下は、Internet Explorer 11を使用している場合の操作方法です。)
Internet Explorerを「管理者として実行」を選択して、管理者権限で実行します。
Internet Explorerの【ツール】メニューの【インターネットオプション】を選択し、【インターネットオプション】ダイアログボックスを表示します。
【コンテンツ】タブの【証明書】ボタンをクリックし、【証明書】ダイアログボックスを表示します。
【信頼されたルート証明機関】タブの一覧に、以下が表示されることを確認します。
「VeriSign Universal Root Certification Authority」
上記が存在する場合
作業はありません。次に進みます。
上記が存在しない場合
Windows Updateを実施して、Internet Explorerを最新にしてください。自動的にルート証明書がインストールされます。
インターネットに接続できない環境やWindows Updateを実施できない場合は、以下の手順で、ルート証明書をインストールしてください。
インターネットに接続できる環境で以下のURLから、ルート証明書をダウンロードします。
https://symantec.tbs-certificats.com/vsign-universal-root.cer
詳細は、以下のURLを参照してください。
https://www.tbs-certificates.co.uk/FAQ/en/verisign-universal-root.html
ダウンロードした証明書ファイル(vsign-universal-root.cer)を、ActiveXで帳票を表示したい端末に格納します。
エクスプローラから「vsign-universal-root.cer」をダブルクリックし、証明書画面から【証明書のインストール】ボタンをクリックします。
【証明書のインポートウィザード】画面が表示されたら、【次へ】ボタンをクリックします。
「証明書をすべて次のストアに配置する」を選択後、「証明書ストア」に「信頼されたルート証明機関」を選択して、【次へ】ボタンをクリックします。
【証明書のインポートウィザード完了】画面が表示されたら、【完了】ボタンをクリックします。
「正しくインポートされました。」のメッセージが出力されます。
Internet Explorerの【ツール】メニューの【インターネットオプション】を選択し、【インターネットオプション】ダイアログボックスを表示します。
【コンテンツ】タブの【証明書】ボタンをクリックし、【証明書】ダイアログボックスを表示します。
【信頼されたルート証明機関】タブの一覧に、以下が表示されることを確認します。
「VeriSign Universal Root Certification Authority」
すべてのInternet Explorerを閉じて、List Worksの帳票を表示すると、ActiveXのダウンロードが開始されます。