環境変数の設定に失敗した場合
インストール終了時に以下のいずれかのメッセージが表示された場合、環境変数の設定に失敗しています。
Interstage Business Application Server Enterprise Editionで必要な環境変数の設定ができませんでした。
以下のファイルを参照し、システム環境変数にPATH変数の設定を行ってください。
Interstage Business Application Server Enterprise Editionで必要な環境変数の設定ができませんでした。
以下のファイルを参照し、システム環境変数にCLASSPATH変数を設定してください。
Interstage Business Application Server Enterprise Editionで必要な環境変数の設定ができませんでした。
以下のファイルを参照し、システム環境変数にPATH変数、CLASSPATH変数を設定してください。
上記の場合、以下の手順に従って、システム環境変数のPATH変数、CLASSPATH変数を設定してください。以下では、“C:¥Interstage”に本製品をインストールした場合について説明します。
[コントロールパネル] > [システムとセキュリティ] > [システム] > [システムの詳細設定] を選択、ポップアップ表示される[システムのプロパティ]の[詳細設定]の環境変数ボタンをクリックしてください。
不要なパスを削除し、以下のファイルに記述されているパス情報をシステム環境変数のPATH変数、CLASSPATH変数に追加してください。
C:\Interstage\path.txt
C:\Interstage\classpath.txt
コンピュータを再起動してください。
注意
システム環境変数のPATH変数、CLASSPATH変数に設定できなかった場合、本製品や各種サービスは起動されません。上記対処後、コンピュータを再起動することで自動的に本製品や各種サービスが起動されます。
自動セットアップが失敗した場合
インストール時の自動セットアップが失敗した場合、自動セットアップの異常を示すダイアログが表示されます。自動セットアップの異常を示すダイアログおよびイベントビューアに出力されたメッセージの対処を行った上で、以下の対処を行ってください。
インストールが完了している場合は、isinitserviceコマンドによりセットアップを実施してください。isinitserviceコマンドの詳細は、“Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。
インストールに失敗した場合は、再度インストールしてください。
ファイルコピーなどの異常が発生した場合
インストール時にファイルコピーなどの異常が発生した場合、コンピュータの再起動を促す画面が表示されます。その場合、インストール終了後に表示されるコンピュータ再起動の選択画面で、「はい、今すぐコンピュータを再起動します。」または「いいえ、後でコンピュータを再起動します。」を選択し[完了]ボタンをクリックしてください。
インストール時にファイルコピーなどの異常が発生した場合のインストール処理は、コンピュータの再起動をもって完了します。「いいえ、後でコンピュータを再起動します。」を選択した場合、本製品の環境作成の前にコンピュータの再起動が必要です。
サービスの起動に関するエラーメッセージが出力された場合
インストール時にサービスの起動に関する以下のエラーメッセージが出力された場合の対処について説明します。
以下のサービスの起動処理でエラーが発生しました。
Interstage Operation Tool
上記の場合、イベントビューアを参照し、「IS: 情報: is21011: INTERSTAGE Operation Toolを正常に停止しました.」が出力されている場合、動作に問題はありません。出力されていない場合は、イベントビューアに他のメッセージが出力されていないかを確認し、そのメッセージを参照して、失敗の原因を取り除いてください。
以下のサービスの起動処理でエラーが発生しました。
TransactionDirector
上記の場合、イベントビューアを参照し、「TD: 情報: td11001: TDを正常に起動しました」が出力されている場合、動作に問題はありません。
以下のサービスの起動処理でエラーが発生しました。
Interstage HTTP Server 2.4
上記の場合、Webサーバ(Interstage HTTP Server 2.4)に設定したポート番号が、他のサービス(Microsoft(R) Internet Information Servicesなど)に設定されているポート番号と重複していないかを確認してください。ポート番号が重複している場合は、そのサービスを停止させるか、異なるポート番号を設定してください。Webサーバ(Interstage HTTP Server 2.4)のポート番号の設定方法については、“Interstage HTTP Server 2.4運用ガイド”の“環境設定”-“ポート番号とIPアドレスの設定”を参照してください。
ポート番号の設定に問題がない場合は、イベントビューアを参照し、メッセージが出力されていないかを確認してください。メッセージが出力されている場合は、“Interstage Application Server メッセージ集”を参照してそのメッセージに対する対処を行ってください。
リモート デスクトップ サービスが実行モードの場合
以下の場合、リモート デスクトップ サービスが実行モードの可能性があります。
以下のメッセージが出力された場合
「エラー番号:0x80040702 詳細:dllのロードに失敗しました。:odautosetup」
イベントビューアにメッセージihs00012が出力された場合
インストールに失敗し、「エラー: is20102:INTERSTAGEの起動に失敗しました 理由コード(10)」のポップアップが出力される。
上記の場合、本製品をアンインストールした後、以下のコマンドを実行して、リモート デスクトップ サービスをインストールモードに変更し、再度本製品をインストールしてください。
CHANGE USER /INSTALL
本製品のインストール完了後、以下のコマンドを実行して、リモート デスクトップ サービスを実行モードに変更してください。
CHANGE USER /EXECUTE
セットアップステータスでハングアップした場合
セットアップステータス表示中に“Alt”キーを押下しながら“C”キーを押下(Alt+C)、または[Cancel]、[キャンセル]をクリックした場合、サービスの登録処理に失敗した旨のポップアップメッセージが表示され、本製品のインストールがハングアップすることがあります。
このような状態になった場合は、本製品の資産・情報を削除した後、本製品を再インストールしてください。
本製品の資産・情報の削除方法は、“Interstage Business Application Server サーバパッケージ”のDVD-ROM内の“HowToDel.txt” (ドライブEの場合、E:\HowToDel.txt)を参照してください。
サービスの登録に失敗しハングアップした場合
インストールフォルダ名に使用できない文字、および記号を指定してインストールすると、サービス登録に失敗して、本製品のインストールがハングアップすることがあります。
このような状態になった場合は、本製品の資産・情報を削除した後、本製品を再インストールしてください。
本製品の資産・情報の削除方法は、“Interstage Business Application Server サーバパッケージ”のDVD-ROM内の“HowToDel.txt” (ドライブEの場合、E:\HowToDel.txt)を参照してください。
インストール資源が残る場合
セットアップステータス表示中に[Cancel]、[キャンセル]をクリックした場合、本製品のインストール資源が残る場合があります。
このような状態になった場合は、以下の作業を行ってください。
以下のフォルダが残っている場合は、削除してください(以下はC:\Interstageにインストールしていた場合)。
C:\Interstage\ODWIN
C:\Interstage\BAS
CORBAサービスのファイルが残っている場合は、削除してください。なお、Systemwalker Centric Managerの運用管理サーバを導入している場合は、削除後本製品を再インストールしてください。
WINSYSDIR配下の以下のファイル
f3fmdgst.dll
f3fmdgst_sv.dll
f3fmic23.dll
f3fmic25.dll
f3fmic27.dll
F3FMIC35.DLL
F3FMIC77.DLL
f3fmicis.dll
libomircbl.dll
LIBOMIRCBLMT.DLL
LIBOMIRCBLMTSV.DLL
libomircblsv.dll
LIBOMIRCBLSVUC.DLL
LIBOMIRCBLUC.DLL
ODadmin.dll
odautosetup.dll
Odcn.dll
Odcncpp.dll
Odcnscpp.dll
Odcnsv.dll
ODCOBCBL.DLL
ODCOBCBLMT.DLL
ODCOBCBLMTSV.DLL
ODCOBCBLSV.DLL
ODCOBCBLSVUC.DLL
ODCOBCBLUC.DLL
ODEVTLOG.DLL
ODIF.DLL
Odif_r.dll
ODIFSV.DLL
Odifsv_r.dll
ODIRLOG.DLL
ODiruty.dll
ODjava4.dll
ODjavas4.dll
ODjavasv4.dll
odlbo.dll
odlbosv.dll
ODLBSCBL.DLL
ODLBSCBLMT.DLL
odlbscpp.dll
ODmisc.dll
ODOBF.DLL
ODOLE.INI
ODsocket.dll
ODsocket_ipv6.dll
ODsocketsv.dll
ODsocketsv_ipv6.dll
Odsv.dll
ODSVCPP.DLL
odtsck.dll
ODuty.dll
odwin.dll
ODWIN.INI
ODWINCPP.DLL
WINSYSDIR\system32配下の以下のファイル
InterfaceRep_Cache_s.exe
InterfaceRep_e.exe
Naming.exe
ODEVTMSG.DLL
ODLOADER.EXE
Odstart.exe
F3FSSMEEのレジストリ情報が残っている場合は、以下に従い削除してください。
\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Fujitsu\Install\F3FSSMEE\Parent Product配下のキーが"INTERSTAGE"だけの場合
以下のキーを削除してください。
\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Fujitsu\Install\F3FSSMEE
\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Fujitsu\F3FSSMEE
\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Fujitsu\Install\F3FSSMEE\Parent Product配下のキーが"INTERSTAGE"だけではない場合
以下のキーを削除してください。
\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Fujitsu\Install\F3FSSMEE\Parent Product\INTERSTAGE
Securecrypto Library Rのレジストリ情報が残っている場合は、以下に従い削除してください。
\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Fujitsu\Install\Securecrypto Library R\Parent Product配下のキーが"INTERSTAGE"だけの場合
以下のキーを削除してください。
\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Fujitsu\Install\Securecrypto Library R
\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Fujitsu\SecurecryptoLibraryCommon
\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Fujitsu\Securecrypto Library R
\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Fujitsu\Install\Securecrypto Library R\Parent Product配下のキーが"INTERSTAGE"だけではない場合
以下のキーを削除してください。
\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Fujitsu\Install\Securecrypto Library R\Parent Product\INTERSTAGE
F3FSSMEEのファイルが残っている場合は、以下に従い削除してください。
レジストリの\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Fujitsu\Install\F3FSSMEE\ Parent Product配下のキーが"INTERSTAGE"だけの場合、以下の資材を削除してください。
"INTERSTAGE"以外のキーが存在する場合は、削除しないでください。
C:\Program Files\Common Files\Fujitsu Shared\F3FSSMEEフォルダ (システムドライブがC:の場合)
C:\Program Files\F3FSSMEE64フォルダ(システムドライブがC:の場合)
WINSYSDIR\system32配下の以下のdll
F3FPSASN.dll
F3FSCRTM.DLL
F3FSCRTM3.dll
F5eubcer.dll
F5EUBCEX.dll
F5EUbcmn.dll
F5eubkey.dll
F5EUJSCM.dll
F5EUscmi.dll
F5EUsmime.dll
F5EUsp07.dll
F5EUsp11.dll
F5EUssl4.dll
F5EUssl6.dll
F5eutp12.dll
Securecrypto Library Rのファイルが残っている場合は、以下に従い削除してください。
レジストリの\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Fujitsu\Install\Securecrypto Library R\ Parent Product配下のキーが"INTERSTAGE"だけの場合、以下の資材を削除してください。
"INTERSTAGE"以外のキーが存在する場合は、削除しないでください。
C:\Program Files\SecurecryptoLibraryR64フォルダ(システムドライブがC:の場合)
WINSYSDIR\system32配下の以下のdll
F3EZsclcmd.dll
F3EZcmn.dll
F3EZeex.dll
F3EZmain.dll
F3EZscl2.dll
注意
“WINSYSDIR”で表現されるパスは、“システム ルート ディレクトリ”を示します。OSをCドライブにインストールした場合、通常“C:\Windows”に設定されます。
不適切な画面が表示された場合
リモート デスクトップ サービスが実行モードの状態で本製品のインストールを実行した場合、インストール時に以下の画面が表示されることがあります。この場合、以下の手順に従って本製品のインストールを完了させてください。
本製品のインストール完了、またはコンピュータの再起動を促す画面が表示されるまでインストール作業を行います。
表示されている下記の画面の[次へ]をクリックします。
下記の画面が表示されたら[完了]をクリックします。
本製品のインストール完了、またはコンピュータの再起動を促す画面の[完了]をクリックします。
GlassFish 5のセットアップに失敗した場合
インストール中、ダイアログに「GlassFish 5のセットアップでエラーが発生しました。」が表示された場合、システムフォルダ配下に出力されるisasinst.log(通常は、“c:\Windows\isasinst.log”です)を参照してください。
上記ファイル中にメッセージ番号がIJINITで始まるメッセージが出力されている場合は、メッセージに従って原因を取り除いてから再度インストールを行なってください。