性能監視ツールにより性能情報の採取操作を行っているにもかかわらず、性能情報が採取されない場合は、以下の原因が考えられます。
参照
性能監視ツールの使用方法の詳細については、「運用ガイド(基本編)」の「性能監視」を参照してください。
性能監視ツールの環境が作成されていない
性能監視環境が作成されていない可能性があります。
ispmakeenvコマンドを実行し、性能監視環境を作成してください。
ispstartコマンドで、オブジェクトを指定していない
性能監視の対象とするオブジェクトが指定されていない可能性があります。
ispstartコマンドを実行し、性能監視の対象とするオブジェクトを指定してください。
ispstatusコマンドにより、性能監視対象のオブジェクト名を確認できます。
監視対象としているオブジェクトが閉塞状態である
性能監視ツールで監視しているオブジェクトが閉塞されている可能性があります。
isinfobjコマンドを使用し、オブジェクトの状態を確認してください。オブジェクトの状態が閉塞中である場合は、サーバアプリケーションで処理が行われないため、性能情報は採取されません。
ワークユニットが起動していない
性能監視ツールで監視しているオブジェクトが含まれるワークユニットが起動していない可能性があります。
islistwuコマンドを使用し、ワークユニットの運用状態を確認してください。ワークユニットの運用状態が起動済み状態でない場合は、サーバアプリケーションで処理が行われないため、性能情報は採取されません。
サーバアプリケーションが異常終了している
性能監視ツールで監視しているオブジェクトのサーバアプリケーションが異常終了している可能性があります。
サーバアプリケーションが異常終了している場合は、異常事象の発生を通知する異常メッセージが出力されますので、異常メッセージが出力されていないかを確認してください。
性能監視環境の共用メモリが不足している
性能監視環境の共用メモリが不足している可能性があります。
性能監視環境の共用メモリが不足していないかを確認してください。
ispmakeenvコマンドの実行前にワークユニットが起動されている
ispmakeenvコマンドの発行前に、ワークユニットが起動されている可能性があります。
ispmakeenvコマンド発行後に、ワークユニットを起動してください。
性能ログファイルを削除または移動した
性能ログファイルの削除/移動を行った可能性があります。
性能ログファイルを削除した場合は、採取した性能情報はなくなります。
性能ログファイルを移動した場合は、移動先の性能ログファイルに対してispreportコマンドを実行してください。