CORBAアプリケーションがエラーとなる
Interstageのインストールフォルダ、およびその配下のフォルダとファイルが暗号化されていないことを確認してください。
インストールフォルダ、およびその配下のフォルダとファイルを暗号化した場合、CORBAアプリケーションの実行時にエラーが発生する可能性があります。
IDLコンパイラが生成したJava言語マッピングのスタブ・スケルトンでjava.lang.NullPoitnterExceptionが発生する
クライアントアプリケーションのin、inoutパラメタ、およびサーバアプリケーションのout、inoutパラメタ、復帰値において、以下のデータ型に“nullオブジェクト”を設定していないかを確認してください。“nullオブジェクト”を指定している場合は、“nullオブジェクト”を設定しないように修正してください。
文字列型
any型
シーケンス型
構造体
共用体
配列
“org.omg.CORBA.COMM_FAILURE: vmcid: SUN minor code: 201 completed: No”が発生する
または、
“java.lang.ClassCastException”が発生する
ORB(Object Request Broker)が正しく指定されているかを確認してください。
ORBは、以下の方法で必ず指定する必要があります。
Javaアプリケーション実行時、javaコマンドの-Dオプションにプロパティ情報を指定します。
プロパティ情報を指定したファイル「orb.properties」を作成して、所定のディレクトリ配下に格納します。
ORB(Object Request Broker)の指定方法の詳細については、“アプリケーション作成ガイド(CORBAサービス編)”の“アプリケーションの開発(Java言語)”-“CORBAアプリケーションの実行”-“ORB(Object Request Broker)の指定”を参照してください。
“org.omg.CORBA.INITIALIZE: can't instantiate default ORB implementation com.fujitsu.ObjectDirector.CORBA.ORB vmcid: 0x0 minor code: 0 completed: No”が発生する
以下の対応を行ってください。
環境変数CLASSPATHに必要なファイルが設定されていない可能性があります。環境変数CLASSPATHが正しく設定されているかを確認してください。環境変数CLASSPATHの設定については、“アプリケーション作成ガイド(CORBAサービス編)”の“アプリケーションの開発(Java言語)”-“サーバの環境設定”を参照してください。