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Interstage Application Server V13.0.0 トラブルシューティング集
FUJITSU Software

6.2 コンポーネントトランザクションサービスのリストア/移入

ここでは、コンポーネントトランザクションサービスのリストア/移入時に発生したトラブルの事例およびその対処について説明します。

参照

コンポーネントトランザクションサービスのリストア/移入方法については、「運用ガイド(基本編)」の「メンテナンス(資源のバックアップ/他サーバへの資源移行/ホスト情報の変更)」を参照してください。

リストア/移入時にエラーメッセージEXTP0910を出力して失敗する

tdrestoresysコマンドを実行してコンポーネントトランザクションサービスのリストア/移入を行う際に、エラーメッセージEXTP0910が出力されて異常終了する場合は、リストア/移入環境の8.3形式(ショートネーム)のインストールディレクトリが、バックアップ/移出資源の8.3形式(ショートネーム)のインストールディレクトリと一致していない可能性があります。
以下の手順で、8.3形式(ショートネーム)のインストールディレクトリを一致させてください。

  1. エラーメッセージEXTP0910に含まれるバックアップ/移出資源の8.3形式(ショートネーム)のインストールディレクトリを確認します。

  2. リストア/移入環境の8.3形式(ショートネーム)のインストールディレクトリを確認します。

    本製品のインストールディレクトリが「C:\Interstage」の場合

    1. Interstageのインストールディレクトリに移動します。

      cd C:\Interstage
      cd ..
    2. dirコマンドを使用して、8.3形式(ショートネーム)のディレクトリ名を確認します。

      dir /x
      XXXX/XX/XX  XX:XX    <DIR>     INTERS~1     Interstage

    上記の例の場合、Interstageのインストールディレクトリに設定されている8.3形式(ショートネーム)のディレクトリ名は、dirコマンドの実行結果から「C:\INTERS~1」となります。

  3. バックアップ/移出資源の8.3形式(ショートネーム)のインストールディレクトリとリストア/移入環境の8.3形式(ショートネーム)のインストールディレクトリが一致していない場合は、8.3形式(ショートネーム)のインストールディレクトリが一致するようにInterstageを再インストールします。

    エラーメッセージEXTP0910に含まれていたバックアップ/移出資源の8.3形式(ショートネーム)のインストールディレクトリC:\INTERS~2であった場合

    1. Interstageをインストールするトップディレクトリに移動します。

      cd C:\
    2. 8.3形式(ショートネーム)が「INTERS~1」となるようにディレクトリを作成します。

      mkdir Interstage1
    3. dirコマンドを使用して、8.3形式(ショートネーム)のディレクトリ名を確認します。

      dir /x
      XXXX/XX/XX  XX:XX    <DIR>     INTERS~1     Interstage1
    4. Interstageをインストールします。

    5. dirコマンドを使用して、「C:\Interstage」の8.3形式(ショートネーム)のディレクトリ名を確認します。

      dir /x
      XXXX/XX/XX  XX:XX    <DIR>     INTERS~2     Interstage
      XXXX/XX/XX  XX:XX    <DIR>     INTERS~1     Interstage1

    上記の例の場合、先に「Interstage1」というダミーディレクトリを作成することにより、「Interstage」の8.3形式(ショートネーム)のディレクトリ名を「INTERS~2」にしています。