可変情報
%s1:Webサーバ名
意味
クライアントからの同時接続リクエスト数が、環境定義ファイル(httpd.conf)のMaxClientsディレクティブの設定値(同時接続数の最大値)に達しました。
以下の原因が考えられます。
クライアントからのリクエスト数が一時的に増加しています。
HTTP Keep-Alive機能の接続保持時間が長いため、無通信のコネクション数が増加しています。
クライアントからのリクエストに対する処理が遅延しています。
なお、同時接続数の最大値に達した状態で受信したリクエストは、オペレーティングシステム内にキューイングされて、処理待ち状態となるため、レスポンス遅延が発生する可能性があります。
システムの処理
Webサーバは、継続して運用します。
ユーザの対処
以下の対処を行ってください。
HTTP Keep-Alive機能が有効である(環境定義ファイル(httpd.conf)のKeepAliveディレクティブに「On」を設定している)場合は、必要に応じて、環境定義ファイル(httpd.conf)のKeepAliveTimeoutディレクティブの設定値(接続保持時間の最大値)を変更してください。KeepAliveTimeoutディレクティブの設定については、「シングル・サインオン専用Interstage HTTP Server 運用ガイド」の「ディレクティブ一覧」を参照してください。
「トラブルシューティング集」の「Interstage HTTP Server運用時の異常」-「Webサーバの運用時の異常」の「Webサーバから応答がない/Webサーバからのレスポンスが遅延する」の手順に従って、処理に問題がないかを確認し、問題がある場合は、その対処を行ってください。
上記に該当しない場合は、「シングル・サインオン専用Interstage HTTP Server 運用ガイド」の「Webサーバのプロセス構成(Solaris/Linux)」の「最大多重動作」を参考にして、必要に応じて、環境定義ファイル(httpd.conf)のMaxClientsディレクティブの設定値(同時接続数の最大値)を変更してください。MaxClientsディレクティブの設定については、「シングル・サインオン専用Interstage HTTP Server 運用ガイド」の「ディレクティブ一覧」を参照してください。
注意
本メッセージは、Webサーバの起動後、リクエスト数が同時接続数の最大値を初めて超過した際に出力されます。1度出力されると、Webサーバを再起動するまで出力されません。