名前
isinfobj - オブジェクトの詳細表示
形式
isinfobj [-a] [-e] [wuname] objname
機能説明
isinfobjコマンドは、運用中のオブジェクトCORBAアプリケーションのインプリメンテーションリポジトリの詳細情報を表示します。
表示情報は、オブジェクト、アプリケーションまたはインプリメンテーションリポジトリの種別により出力情報が異なります。
表示情報として以下の内容が表示されます。
CORBAアプリケーションに対応するインプリメンテーションリポジトリの場合
implID:インプリメンテーションリポジトリID
kind:アプリケーションの種別。アプリケーションの種別として以下があります。
CORBA :CORBAアプリケーションに対応したインプリメンテーションリポジトリID
status:インプリメンテーションリポジトリの状態。オブジェクトの状態として以下の状態があります。
active :運用中の状態
inhibit :閉塞中の状態
degenerate:縮退運用中状態
object:インプリメンテーションリポジトリ内に設定されているオブジェクト名
procnum:インプリメンテーションリポジトリに対応するアプリケーションのプロセス多重度
queue:インプリメンテーションリポジトリに滞留しているクライアントからの要求数
accumulation:インプリメンテーションリポジトリでの累積処理件数
thread:インプリメンテーションリポジトリで動作しているスレッド数
wuname:インプリメンテーションリポジトリが定義されているワークユニット名
以下に、isinfobjコマンドの引数を説明します。
objnameにインプリメンテーションリポジトリIDを指定した場合、インプリメンテーションリポジトリID内のインタフェース一覧および状態が表示されます。
縮退運用中のワークユニット状態を表示します。
詳細情報を表示するobjnameの含まれるワークユニットの名前を指定します。
CORBAワークユニットのインプリメンテーションリポジトリの情報を表示する場合、本パラメタの指定は必須です。
詳細情報を表示するオブジェクトの名前(または、アプリケーションの名前、インプリメンテーションリポジトリID)を指定します。
注意事項
本コマンドはisstopwuコマンド実行中に実行しないでください。
コマンドを実行するユーザのログインユーザ名は8バイト以下にしてください。
非同期ワークユニットでは、使用できません。イベントチャネルの情報を参照する場合は、esmonitorコマンドを使用してください。
Usageに[-M system]が表示されますが、[-M system]は指定できません。
使用例
CORBAアプリケーションに対応するインプリメンテーションリポジトリの場合
isinfobj corbawu IDL:FJ/ImplementationRep:1.0 implID : IDL:FJ/ImplementationRep:1.0 kind : CORBA status : active procnum : 1 queue : 10 accumulation : 10 thread : 3 wuname : corbawu isinfobj -a corbawu IDL:FJ/ImplementationRep:1.0 implID : IDL:FJ/ImplementationRep:1.0 kind : CORBA status : active procnum : 1 queue : 10 accumulation : 10 thread : 3 wuname : corbawu ----------- object : IDL:test1/intf1 status : active ----------- object : IDL:test2/intf2 status : inhibit isinfobj -e corbawu IDL:FJ/ImplementationRep:1.0 implID : IDL:FJ/ImplementationRep:1.0 kind : CORBA status : degenerate procnum : 1 queue : 10 accumulation : 10 thread : 3 wuname : corbawu |