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Interstage Data Effector V9.3.x 導入・運用ガイド
FUJITSU Software

6.2.1 条件に一致するデータを抽出する

検索式に指定した条件に一致するデータを、抽出関数を使って抽出します。

記述例

/* 抽出ハンドルの取得 */
logFile = "C:\\shunAsis\\sample\\Select.log";
status = AsisAllocHandleSelect( &handle, logFile );               (1)

/* 環境パラメタの設定 */
envName = ASIS_ENV_QuotationMarkMode;
envValue = "0";
status = AsisSetEnvironment( handle, envName, envValue );         (2)

/* 初期化と環境設定 */ CharacterCode = "SHIFT-JIS"; inFileType = "CSV"; status = AsisInitSelect( handle, CharacterCode, inFileType,
NULL, NULL, 0, 0,
NULL, NULL, NULL ); (3) /* 抽出条件の登録 */ query = "$Kbn==\'01\'"; outFile = "C:\\shunAsis\\sample\\out1.csv"; returnExpr = "$Kbn,$Kname,$Nname,$Name,$Val"; status = AsisAddQuerySelect( handle, query, 0,
outFile, NULL, returnExpr, NULL ); (4) /* スキーマ情報の指定 */ schemaFile = "C:\\shunAsis\\sample\\schema.csv"; status = AsisSetSchemaSelect( handle, 1, schemaFile ); (5) /* 入力ファイルの指定 */ inFileCnt = 1; inFile = "C:\\shunAsis\\sample\\indata.csv"; status = AsisSetDataSelect( handle, inFileCnt, &inFile ); (6) /* エラーデータ出力ファイルの指定 */ FileName = "C:\\shunAsis\\sample\\errData.csv"; MaxErrDataCnt = 10; status = AsisSetErrFile( handle, FileName, MaxErrDataCnt ); (7) /* 抽出の実行 */ status = AsisExecuteSelect( handle ); (8) /* 抽出ハンドルの解放 */ status = AsisFreeHandleSelect( handle ); (9)
(1) 抽出ハンドルの取得

事前に、AsisAllocHandleSelect関数でハンドルを指定して割り当てます。


(2) 環境パラメタの設定

環境パラメタの設定は、共通関数であるAsisSetEnvironment関数で指定します。

注意

環境パラメタの設定は、ハンドルの取得直後に実施してください。
それ以外では、環境パラメタの設定が有効にならない場合があります。

抽出関数で使用できる環境パラメタについては、“リファレンス集”の“AsisSetEnvironment”を参照してください。


(3) 初期化と環境設定

AsisInitSelect関数のパラメタに、文字コード、スキップキャラクタなどの抽出関数が動作するための動作条件を指定します。


(4) 検索条件の登録

AsisAddQuerySlecet関数のパラメタに、検索式やリターン式などの検索条件を指定します。


(5) スキーマ情報の指定

AsisSetSchemaSelect関数のパラメタに、入力データのスキーマ情報ファイルを指定します。


(6) 入力ファイルの指定

AsisSetDataSelect関数のパラメタに、入力ファイルを指定します。


(7) エラーデータ出力ファイルの指定

入力ファイルタイプがCSVでエラーデータの処理をする場合は、AsisSetErrFile関数のパラメタに、エラーデータ出力ファイルの情報を指定します。


(8) 抽出の実行

AsisExecuteSelect関数で、データの抽出を実行します。


(9) ハンドルの解放

データの抽出が完了したら、AsisFreeHandlselect関数で、ハンドルを解放します。

参照

  • 抽出関数の詳細については、“リファレンス集”の“抽出関数”を参照してください。

  • データを抽出するサンプルプログラムは、“リファレンス集”の“データの抽出”を参照してください。