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Interstage Shunsaku Data Manager V9.0.x インストールガイド
FUJITSU Software

3.1.1 Shunsakuのインストール

インストールの手順を以下に説明します。

注意

  • インストールは、“Administrators”グループに属するユーザが行ってください。

  • インストールする前に、すべてのアプリケーションをあらかじめ停止しておいてください。

    • インストールを行う前に以下のコマンドを実行し、インストールモードへの切り替えを行う必要があります。

      CHANGE USER /INSTALL
    • インストールが終了したあとは、以下のコマンドを実行し、実行モードに切り替えてください。

      CHANGE USER /EXECUTE
  • インストール画面のバージョン表記(9.0.x)は、インストールする製品のバージョンによって異なります。

  1. Shunsakuのインストールプログラムを起動します。


    1. DVDをセットします。
      ShunsakuのDVDをドライブにセットします。


    2. インストールプログラムを実行します。
      DVDを挿入すると、インストールメニューが表示されるので、[インストール]をクリックします。
      インストールメニューが表示されない場合は、DVDの“MENU(または  autorun.exe)”を起動してください。

    注意

    • 以下のような[ユーザー アカウント制御]ダイアログが表示された場合、[続行]ボタンをクリックして、インストールを継続してください。

    • 以下のようなエラーメッセージが表示された場合、“F.5.3 復帰コードとエラーメッセージ”を参照し、対処してください。

      内部エラーが発生しました。
      呼び出した処理が異常終了しました。(ExecName=[呼び出したファイル名],ErrorCode=[復帰コード])」
  2. 「ようこそ」画面で、[次へ]をクリックします。


  3. 「インストールタイプの選択」画面で、[標準インストール]を選択し、[次へ]をクリックします。


  4. 「インストールの確認」画面で、表示されている設定内容を確認します。

    ホスト名およびIPアドレスを自動取得できなかった場合、設定内容の入力が必要になるため、[変更する]を選択してください。

    • 表示されている設定内容でインストールを続行する場合
      [変更しない]をチェックし、[次へ]をクリックします。インストールが開始されます。次に“手順10.”を行います。

    注意

    インストール中に、[キャンセル]をクリックしてインストールを中断させた場合、インストール先のフォルダが残る場合があります。作成されたフォルダが不要な場合は、そのフォルダを削除してください。

    • 表示されている設定内容を変更する場合
      [変更する]をチェックし、[次へ]をクリックします。次に“手順5.”を行います。


  5. 「インストール先の選択」画面で、“インストール先のフォルダ”を指定して、[次へ]をクリックします。


    注意

    • インストール先のフォルダに指定するドライブには、NTFS形式のローカルディスク(リムーバブルディスクを除く)を指定してください。

    • インストール先のフォルダに指定するフォルダ名には、全角文字は指定できません。

    • 一度存在しないフォルダを指定した後、再度別のフォルダを指定すると、先に指定したフォルダが残ることがあります。先に指定したフォルダが不要な場合は、そのフォルダを削除してください。

    • Java API、XML変換機能など、Java環境を利用する場合は、インストールディレクトリのパス名に、“;”、“#”、“%”、“^”、または“!”を使用しないでください。お使いのJava環境により、正常に動作しない場合があります。

  6. 「セットアップ情報の設定(Shunsakuシステム)」画面で、“Shunsakuシステム名”、“ホスト名またはIPアドレス”、“ディレクタデータファイル格納ディレクトリ”、“要求受付ポート番号”および“キャラクタ識別コード”を設定し、[次へ]をクリックします。


    入力項目について説明します。


    項目名

    説明

    Shunsakuシステム名

    Shunsakuシステムにつける名前を指定します。8バイト以内の半角英数字で指定します。

    ホスト名またはIPアドレス

    Shunsakuシステムを動作させる、ホスト名またはIPアドレスを指定します。

    以下に示すホスト名またはIPアドレスは指定できません。

    • ループバックアドレス(注1)

    • IPv4マップドアドレス

    • リンクローカルアドレス

    • 上記を表すホスト名(注2)

    注1)IPv4形式の場合は"127.0.0.1"、IPv6形式の場合は"::1"です。

    注2)ループバックアドレスを表すホスト名は、通常はlocalhostです。

    ディレクタデータファイル格納ディレクトリ

    ディレクタデータファイルを格納するフォルダ名を、絶対パスで指定します。
    フォルダ名には、全角文字は指定できません。
    指定するフォルダ配下は、Shunsakuが使用するため、何も置かないでください。

    要求受付ポート番号

    ShunsakuのAPIからの要求を受け付けるポート番号を指定します。

    キャラクタ識別コード

    検索対象となる文字列の文字コードを指定します。
    以下の内の1つを選択します。

    • UTF-8:UTF-8の場合

    • SHIFT-JIS:Shift-JISの場合(日本語)

    • EUC:EUC-JPの場合(日本語)

    • GB18030:GB18030の場合 (中国語)

    • GB2312:GB2312の場合 (中国語)

    • big5:Big5の場合 (中国語)

    • KSC5601:KSC5601の場合(ハングル文字(韓国語))


    注意

    要求受付ポート番号に指定するポート番号は、OSが動的使用するポート番号と重複しない番号を指定してください。


  7. 「セットアップ情報の設定(searcher)」画面で、“searcher数”を設定します。サーチデータのオーバーフロー制御機能を使用する場合は、“サーチデータのオーバーフロー制御機能を使用する”をチェックし、“最大メモリ使用サイズ”、および“サーチデータファイルの格納ディレクトリ”を設定し、[次へ]をクリックします。


    入力項目について説明します。


    項目名

    説明

    searcher数

    searcher数を指定します。
    指定可能範囲は以下です。

    • 32ビット用Shunsakuの場合: 1~20

    • 64ビット用Shunsakuの場合:1~512

    サーチデータのオーバーフロー制御機能を使用する

    サーチデータのオーバーフロー制御機能を使用するかどうかを選択します。

    最大メモリ使用サイズ

    searcherがサーチデータで使用する最大メモリ使用サイズを指定します。
    指定可能範囲:100~2048
    単位はMBです。

    サーチデータファイルの格納ディレクトリ

    サーチデータファイルを格納するディレクトリ名を絶対パスで指定します。
    フォルダ名には、全角文字は指定できません。
    指定するフォルダ配下は、Shunsakuが使用するため、何も置かないでください。


  8. 「インストールの確認」画面で、設定内容に誤りがなければ、[インストール]をクリックします。インストールが開始されます。


    注意

    インストール中に、[キャンセル]をクリックしてインストールを中断させた場合、インストール先のフォルダが残る場合があります。作成されたフォルダが不要な場合は、そのフォルダを削除してください。


  9. インストールおよびセットアップが完了すると、「完了」画面が表示されます。「完了」画面で、インストール設定内容を保存するために、[インストール設定内容を保存する。]をチェックし、[完了]をクリックします。
    設定内容は、“setup.log”というファイル名でインストール先のフォルダ配下に保存されます。
    セットアップにおいてShunsakuのシステムの構築に失敗すると、「完了」画面を表示する前にメッセージボックスが表示されます。その場合、“setup.log”を参照し、原因を取り除いてからアンインストールし、再度インストールを行ってください。


    注意

    • [完了]をクリックした後、以下のようなエラーメッセージが表示される場合があります。

      「アンインストールと管理(ミドルウェア)」を終了し、Shunsakuをアンインストール(注)してから再度インストールを実行してください。

      注)Shunsakuのアンインストール手順については、“第7章 アンインストール”を参照してください。
      アンインストール時に以下のようなメッセージが出力されますが、 [OK]をクリックしてアンインストールを続行してください。

    • [完了]をクリックした後、以下のようなエラーメッセージが表示された場合、“F.5.3 復帰コードとエラーメッセージ”を参照し、対処してください。

      内部エラーが発生しました。
      呼び出した処理が異常終了しました。(ExecName=[呼び出したファイル名],ErrorCode=[復帰コード])」

  10. 「Windowsの再起動」画面で、[はい、今すぐコンピュータを再起動します。]を選択し、[OK]をクリックします。


    注意

    インストーラで以下のシステム環境変数にパス名を追加しています。


    表3.1 インストーラで追加するシステム環境変数

    システム環境変数名

    パス名

    PATH

    インストール先フォルダ\Shunsaku\BIN

    CLASSPATH (注)

    インストール先フォルダ\Shunsaku\LIB\shunapi.jar

    INCLUDE (注)

    インストール先フォルダ\Shunsaku\INCLUDE

    LIB (注)

    インストール先フォルダ\Shunsaku\LIB

    注)API機能がインストールされた場合だけ追加されます。


    インストール中に、システム環境変数の設定に失敗した場合、以下のようなメッセージが表示されます。

    以下のパスがシステム環境変数PATHに設定されませんでした。
    インストール終了後、手動で設定を行ってください。
    
    C:¥InterstageShunsaku¥Shunsaku¥bin

    運用を開始する前に、以下の手順に従って、システム環境変数を設定してください。

    1. [コントロールパネル]の[システム]の[システムの詳細設定] の[環境変数]ボタンをクリックします。

    2. 追加に失敗したシステム環境変数から、不要なパスを削除し、表で示したパスを追加します。

    3. システムを再起動します。

.NET API環境のインストール

.NET APIを使用する場合は、Microsoft .NET FrameworkおよびShunsakuのAPI機能をインストールしたあと、以下の方法でShunsaku APIアセンブリをグローバル・アセンブリ・キャッシュ(以降、GACと略します)に登録してください。

Shunsaku APIアセンブリ登録用のコマンド(shunregistgac)にaオプションを指定して実行してください。

ポイント

ShunsakuのAPIをインストールすると、Shunsaku APIアセンブリおよびShunsaku API発行者ポリシーアセンブリが以下の場所に格納されます。

Shunsakuのインストール先のフォルダ\Shunsaku\lib