スケーラブル運用
RAC によるスケーラブル運用では、全ノードで Oracle が動作します。クライアントはどちらのノードに接続してもデータベースを使用することができます。
注意
PRIMECLUSTER Wizard for Oracle から RAC への制御は、Oracle RAC 10g以降のスケーラブル運用の場合、Oracle Clusterware の起動・停止を制御できます。
スタンバイ運用
スタンバイ運用では、運用ノードと待機ノードが存在します。運用ノードでは、Oracle、論理IPアドレス、共用ディスクへの接続が活性化され、待機ノードでは、それらが非活性化されています。異常発生時には、待機ノードへの業務の切替えが発生し、待機ノードの資源が活性化されます。クライアントは論理IPアドレスによる接続を行うことにより、設定を変更することなく運用中のノードに接続することができます。
注意
Oracle Solarisゾーン環境で PRIMECLUSTER Wizard for Oracle を使用する場合は、"付録E Oracle Solarisゾーン環境でPRIMECLUSTER Wizard for Oracleを使用する場合"を参照してください。